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その立場にならないと分からない事。

一昨年、初めて無職を経験した。
私にとっては貴重な時間で、人生に必要な経験だった。

空白期間なく転職してきた私にとって、無職になると言うのは考えもつかない事だった。
私がその立場になるまでは、あまりいいイメージでは無かった。

無職になって知り合いに「無職になって肩身が狭い」とメールを送った。「何で肩身が狭いのか分からない。充電中なら仕方ないじゃん」と返って来た。無職に悪いイメージが無い人もいるんだなと感じた。

ただ、友達には無職だと言えなかった。親戚にも隠していた。肩身の狭さや劣等感を感じて、連絡を私から取らなくなった。想像以上に社会から切り離された感が大きかった。

面接官に、何でこちらからの電話に出ない事があるのか?と「働いてないんだから出られるだろ?」的な雰囲気を感じイラッとした事もある。
以前は無職は暇だと思っていたが、面接・応募書類作成・郵便ポストに投函・家事etc.…意外に暇じゃないと思った。
自分を見つめ直したり、傷ついた心身を癒やす時間に使う人だっているだろう。

無職のイメージが少し変わった。充電期間・リフレッシュ期間だったり、資格試験の勉強中だったり人それぞれの事情がある。勿論、働きたくない人もいるだろうし、それはそれでいいと思う。ポジティブに捉えられる部分が増えた。

私も出来れば働かなくてもいいぐらいの資産があれば働かないだろうし、無職だけでネガティブな見方をする事は無いだろう。一旦立ち止まって、自分や人生を見つめ直すきっかけになった。


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