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人・会社に期待しない。自分にも過度の期待はしない。

以前の私は、他人に期待を持ちすぎていた。

相手に対して、
「これくらいはやってくれるだろう」と思っていた事をやってくれなかった時、とんでもない失望と怒りがわいた。
怒りという感情は、ものすごくエネルギーを使うし疲れる。

当時の私は他人に期待しているという意識はなかった。「これくらいはやるでしょ」と言う完璧主義な考えがあったり、自分の物差しでしか物事を考えられない事が影響していた。


自分と他の社員の評価を垣間見る機会があった。私よりも同僚の方が高い評価だったのに非常にモヤモヤしてしまった。
「残業や長時間仕事をしている人が評価されるのか?残業するのが協調性なの?」と勝手な思い込みで頭がぐるぐるしていた。

そう感じる裏には「退職者の分の仕事も増えて、私なりに頑張ったんだけどな」と言う微かな期待があったからだ。

他人に期待するのも会社に期待するのも疲れるから辞めよう、と思った。
下手に期待して裏切られる、その度に心が削られる。これから先、そんな失望の連続を経験するのは身が持たないと思った。

相手に仕事を依頼して出来てなくても怒らない、やってくれていればラッキー、やってなかったら他の事で忙しかったんだな位に思う様にした。

社員の評価に関しては、自分の評価が悪すぎなければいいか位に考える様にした。
同僚・先輩等、高評価が続いている人達がいるけれども、ずっとそうとは限らない。
「いつまでも高評価が続くとは限らないし。どうかな?」と言う他人事の気持ちで見ている。

他人と比べると削られるから、過去と現在の自分でどれだけ頑張って来たかで比較する様にしている。
100%他人と比べる事をしていないとは言えないけれども、多少はマシになった。


自分自身にも過度の期待をしなくなった。
完璧にやれて当然、もっと上を目指すべきと言う期待だ。高過ぎる期待(理想)は自分自身の首を締める結果になる。
期待通りにならなければ、自己嫌悪になり自己肯定感が落ちてしまう。
人間だから間違ったりする事はある、誰しも完璧ではない、と考える様にしている。

過度な期待は時に逆効果になると学んだ。

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