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酷い環境だと感情が無くなる。

みんなの動物園と言う番組の犬のトリミングを見ていた。
毛玉だらけでボサボサの毛だった犬が、トリミングでキレイになるのを見ると良かったなと言う気持ちになる。

トリミング中も大人しい犬だったが、5年位ずっとケージにいたため喜怒哀楽が無い状態だったと言う。コミュニケーションもなく、長い間放っておかれたらそうなってしまうんだろうな…と感じた。
ボサボサの毛を見ても、手入れが行き届いていないのが分かるし、今まで居たのが酷い環境だと言うのは想像に難くない。


…私が前に居た職場を思い出した。
人間関係も仕事も上手く行かず孤立していた環境。心理的安全性が無い中、言葉を発するのが怖くなって発言する事がなくなった。

職場で嫌な事があった日は、帰宅しても黙る事が多くなった。普段は家族と話をするけど、家族に愚痴って発散する程の余裕も無いくらい追い詰められていた。
家族は帰宅しても黙っていて元気が無い私を心配していた様だ。

喜怒哀楽が無くなると言うか、追い詰められ過ぎて無になっていたと言う方が近いかも知れない。

私があの職場で頑張っても無駄だ、否定されて馬鹿にされる―無力感だけで、何もしなくなる(出来なくなる)。学習性無力感と言うらしい。


トリミングをしてもらい、シャンプーしてもらっている犬は、徐々に感情を出し始めシャワーを嫌がったりしていた。無感情だった最初に比べればスゴい進歩だ。

一方、私も現在は無力感を感じる環境にはいない。何とかやって行っている。

酷い環境に居ると、感情をも失くしてしまう事がある。

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