見出し画像

なんでもありだからこそ、楽しい。それがMIXbarという場所。

自己紹介にも他の記事のなかでも書いているが
わたしは現役の精神科看護師であると同時に
現役の某MIXbarキャストでもある。
まあそうは言っても最近はコロナの影響で
barの方には全然出勤できていないのだが。

わたしがそのMIXbarで働き始めたのは
大学時代のある友人の紹介がきっかけだ。
「面白いbar見つけたから働いてみなよ!」と言われ
気軽に面接を受けに行き、次の日にはもう
キャストとしてお店に立っていた。

ちなみにわたしは友人皆と(一応)両親には
もうセクシャルやジェンダーのことを
カミングアウト済みである。
と言っても友人たちは皆カミングアウトする前に
受け入れてくれていたのだが。有り難い話である。

そんなわたしの話は良いとして。
本題であるMIXbarとは何ぞやという部分に入ろう。

今現在、LGBT界隈では
ゲイバー、オカマ・オナベバー、ビアンバーなど
様々なタイプのお店が、新宿2丁目だけでなく
全国津々浦々と軒を連ねているが
わたしの働いているMIXbarはその名の通り
「なんでもあり」なお店である。

ゲイもいればレズビアンもいるし、
FtMやMtF。所謂オカマさんやオナベさんもいる。
そして男女問わずバイ・パンセクシャルもいるし
女装家さんたちもいる。また数人ノーマルさんも。

わたしが働いているお店は本当にMIXの名の通り
様々なジャンルのキャストが集まっているbarだ。

そしてキャストたちもMIXだからこそ
お客様も本当に様々な方々がいらっしゃる。
興味本意で勇気を出して来られる方もいれば
実際にLGBTQ+の当事者の方やLGBTカップルの方
キャストやお店が好きで来てくださる常連の方も。
セクシャルマイノリティであろうとなかろうと
どんな人でも楽しめるのがMIXbarだ。

お店のキャストもお客様も、皆MIX。
それがMIXbarの良さだとわたしは思っている。

だから、LGBT系barに興味はあるけど
でもどこに行ったら良いかわからない、だとか
敷居が高くてちょっと入りづらい、などと
思っている人がいたら、わたしは是非
まずはMIXbarに行ってみることをおすすめする。

ゲイバーやビアンバーは、場所によっては
ゲイorビアン以外お断りの場所もあったりするが
MIXbarはどのお店もLGBTQ+当事者だけでなく
ノーマルのお客様含めどんな方でも大歓迎であるし
キャストも一見さんなどの扱いに慣れているため
LGBT系barの中でも一番敷居が低いからだ。

そして何よりキャストも様々なジャンルがいるため
色々な話を色々なキャストから聞くことができる。
だからもし、話を聞いていくなかで
「もっと◯◯の話を聞きたい」などと思えば、
次はそれにより合ったbarに
行ってみたりするのも良いかもしれないし
キャストによっては、聞くとお勧めのbarを
教えてくれたりする場合もあるため
そのbarに行ってみるのも楽しいだろう。

勿論そのMIXbarが気に入れば、そこに通って
キャストたちと仲良くなってみるのも良いし
その中で自分のお気に入りのキャストを
探してみるのも良いだろう。

そして念のため付け加えておくと
もしかすると他のLGBT系barを卑下しているように
この記事を見て捉えられてしまうかもしれないが
決してそんなつもりはない。

ゲイバーやビアンバー、オカマオナベバーなどは
お店によってそれぞれまた違った良さがあるし
わたしはそういったbarも好んでよく行く。

ただ今回はそういった中でも
最も知名度の低いMIXbarで実際働いているわたしが
MIXbarがどういった場所なのか、
そしてMIXbarの良さをまとめてみただけなので
どうかご了承いただきたい。

とにかく、わたしが言えることとすれば

みんなおいでよ、性別の森へ!


ということ。うん、それだけ。
勿論今はコロナ禍で難しいとは思うが
もし興味が出てきたら是非近場のMIXbarを
調べてみてはいかがだろうか。
案外知らないだけで、MIXbarって全国にあるのよ。

とまあそんなかんじで。あでゅー。







この記事が参加している募集

#スキしてみて

525,034件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?