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嫉妬心という何とも面倒な感情。

わたしは「嫉妬心」というものが人一倍強い。
その感情は恋人へは勿論だが、其以外にも
大切な友人や、周囲の人の持つ才能や環境など
様々なものへと向けられる。
まあだからといって、恋人や友人のことを
束縛したいという感情は全く出てこないのだが。

だからこそ、恋人にヤキモチを妬かれたりといった
嫉妬されることは嫌いではないし
むしろどちらかと言うなら好きな方だろう。
わたしは嫉妬心を抱かれることによって
愛されている実感を得ることが出来るからだ。

だがその「嫉妬心」は軽いもので済めばいいが
相手のことを強く想えば想うほどに
どんどんと面倒な感情へと、ネガティブなものへと
わたしの心のなかで澱んだものへと変化していく。

そして一度そうなってしまった
わたしのなかの「嫉妬心」という感情はもはや
とても厄介で、大切な人とのこれまでの関係も
自分自身すらも壊しかねない位とてつもなく危険で
深い信頼関係も絆も何もかも断ち切ることが出来る
物凄く切れ味の良い刃物でしかなくなるのだ。

今までわたしはその「刃物」によって
自分自身を、そして大切な人も傷付けてきた。
それが別れの原因になったことも幾度となくある。

自分自身でこの危険な「刃物」を
しっかりと取り扱えたら、と何度も考えた。
だがこの「刃物」の扱い方はそんな
容易に覚えられるような簡単なものではなくて
今もわたしはこの「刃物」の扱い方に
ひとりで四苦八苦している状態だ。

「嫉妬心」という感情は、何て面倒なものだろう。
いっそのことわたしのなかから綺麗さっぱり
消えてくれたら良いのに、だなんて、つい、思う。







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