なぜ人のためにお金を使うと幸福度が高まるのか?
こんにちは、さつきです!
突然ですが、あなたは自分のために使ったお金よりも、誰かのために使ったお金で得られる喜びのほうが大きかった、という経験はありませんか?実は、人のためにお金を使うことが幸福感を高めるというのは科学的にも裏付けられているんです。今日はその理由をお話しするとともに、誰でも簡単にできる「人のためのお金の使い方」を提案します!
1. 人のために使うと「つながり」を感じられる
私たち人間は社会的な生き物で、他者とのつながりを強く求めます。誰かにプレゼントを贈ったり、寄付をしたりすると、その人との絆が深まり、「自分は社会の一部であり、他者とつながっている」という感覚が得られます。この感覚が幸福感を大きく引き上げるのです。
たとえば、研究者エリザベス・ダン博士が行った実験では、被験者にお金を渡し、自分のために使うグループと他人のために使うグループに分けたところ、他人のために使ったグループのほうが幸福度が大幅に向上したという結果が出ています。
2. 自己効力感が高まる
人のためにお金を使うことは、自分が誰かにとって役立っていると感じさせてくれます。この「自分にも価値がある」という感覚は、自己効力感を高め、ポジティブな自己イメージを形成するのに役立ちます。
特に、困っている人や必要としている人に寄付をしたり助けたりすることは、直接的な「感謝」を受けることで、自分の行動が社会に意味を持っていると実感できるでしょう。
3. 幸福ホルモンが分泌される
人のためにお金を使うと、脳内で幸福ホルモンであるセロトニンやオキシトシンが分泌されます。これにより心が満たされ、ストレスが軽減されます。実際、寄付やプレゼントが自分のストレスレベルを下げることを示す研究もあります。
たとえば、友人や家族のために食事をご馳走する行為は、その瞬間だけでなく、後から振り返ったときにもポジティブな感情を思い出させてくれる「リワード」として機能します。
4. 幸福感が長続きする
自分のためにお金を使った場合、一時的には嬉しい気持ちになりますが、その喜びは意外と早く薄れます。一方で、人のために使ったお金は、「あのとき喜んでくれたな」「いいことをしたな」という満足感として長く記憶に残ります。
心理学者ソーニャ・リュボミアスキー氏の研究では、「他人に親切な行動をしたときの幸福感は、自分のために贅沢をしたときよりも長続きする」とされています。
5. 具体的な人のためのお金の使い方
それでは、どんなふうにお金を使えば幸福感を得られるのでしょうか?おすすめの方法をいくつか挙げてみますね。
• 小さな贈り物を贈る
友人にコーヒーをご馳走したり、手紙と一緒にプチギフトを送るだけでも効果大。
• 感謝を形にする
両親や家族に「ありがとう」の気持ちを込めて何かをプレゼントする。
• 寄付をする
自分が関心を持つ分野(動物保護、子どもの教育など)の団体に寄付をしてみましょう。
• 「体験」に使う
誰かと一緒に行く旅行やアクティビティにお金を使うと、幸福感が倍増します。
エビデンスから見る「人のためのお金の使い方」
1. Dunn, E. W., Aknin, L. B., & Norton, M. I. (2008). Spending money on others promotes happiness. Science.
他人のためにお金を使うことで幸福度が上がることを実証。
2. Lyubomirsky, S. (2008). The How of Happiness. Penguin Press.
親切な行為の幸福感の持続効果を解説。
3. Zak, P. J. (2012). The Moral Molecule: The Source of Love and Prosperity. Dutton Adult.
オキシトシン分泌と人間関係の幸福感について。
まとめ
人のためにお金を使うと、つながりや自己効力感を感じることができ、脳内では幸福ホルモンが分泌されます。また、その効果は長続きし、自分のためだけに使うよりも豊かな気持ちを味わえます。ちょっとした心遣いで、自分も相手も笑顔になれる。これこそが「お金で買える本当の幸せ」なのかもしれませんね!
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