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今日もお越しくださり、ありがとうございます。

昨日は夕方から何本かの電話に対応し、面倒な事柄をはやいとこ片付けなくちゃならないぞぉ~っていうのが頭の隅にあって。

夜はヘロヘロ気味で、「あ~、はやく瞑想やりたい~」って状態でした。

風呂から出て、少し体の熱が取れたところで、いつもの場所であぐら座になり、姿勢を作って開始したのだが、頭の中がうるさくてうるさくて…

昼間の刺激が強すぎたり、寝る前まで誰かとLINEのやりとりしていたり、(昨日の私のように)片づけなくちゃならない事柄が頭の隅にあったりすると、
呼吸に集中しようとしても雑念があとからあとからあとからあとからあとからあとから…

キリがなく蟻のように隊列をなして押し寄せてくる。

たぶんマインドフルネス瞑想を始めたばかりの頃は、この雑念に苦しめられることも少なくないはずです。

私の場合、習慣になってきているので、姿勢(あぐら座、すっと背筋を伸ばす、肩と顔の力を抜く、手を上向きにしてヒザに置く、目を閉じる)を作って呼吸を始めると雑念の隊列がうすーい霧のようになって、やがて消えていくのがわかります。
脊髄反射みたいなかんじで・・・(笑) 

それでも、2、3匹の蟻(メタファ-です)が思考の中にまだ居座っていて、ちょこまか動くので気になります。

こういう時は無理に雑念蟻を追い出さなくてもいい。
「あぁ、いやだ!出て行ってくれぃ!」
と考える方が余計にその雑念を意識してしまうことになるので。

「出て行きたくなければいてもいいですよ」
という寛大な気持ちで雑念を受け止めていると(その間も呼吸に集中でね)、やがてあきらめたように残った雑念蟻もすーっとどこかへ去ってくれます。

ここで注意事項ですが…

雑念で瞑想が続けられなかった時
「自分は雑念が多すぎてダメだ」とか「瞑想自体が向いてない」とか、はたまた「今日の瞑想は最悪だった」などと自己評価をしないでくださいね。

人間は元々不安定なものなんです。
いつも同じ状態でいられるわけがない。
その日は、それでOK。
瞑想に取り組んだ自分をそっと認めましょう。

雑念が自然に排除されたあとも、モヤモヤした気持ちが残っている場合は、吐く息を特に意識して、(息を吐いている口からでもよいのですが、私の場合は)カラダ全体から、そのモヤモヤやイヤ~な感じが四方八方に、灰色の煙みたいなものになって蒸発していくイメージをしています。

排除したい気持ちや雑念が、吐く息と一緒に自分の外へ出て行っているのを呼吸のたびに意識してください。
そのことだけに意識を向けます。

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排除したい気持ちの正体などわからなくていいんです。
ただ、自分の中にあるマイナスのものが煙のようなものとなって自分の体から立ちのぼり、天空に吸われていく…みたいなイメージ。

そして吸う息は清浄なもの。
キラキラしたプラスのエネルギー(この正体もつきとめなくていいですよ)

清浄なものと邪悪なものが、呼吸とともに入れ替わる。

吸って、吐いて、吸って、吐いて…
ゆっくりと自分の細胞がよいものに替わっていく。

そこまで集中出来れば、あとはそのイメージと呼吸を合わせて、ゆっくり味わいます。

どうしも集中出来ないときの奥の手として…
吸う息を1,2,3,4
吐く息を1,2,3,4,5,6,7,8,というように頭の中で数をかぞえながら呼吸してもいいですよ。

吸う息を4秒で、吐く息を8秒で。
そして、吸う息と吐く息が入れ替わる空白の瞬間を味わいます。

いかがでしょうか?

雑念は悪いものではなく、あって当然のもの。
すべての雑念は、旅人のように、やってきては去っていく。

やってくるのも去っていくのも、客観的にただ見ている。 ただ感じている。
傍観者の眼で、やさしく、ね。 

(続)

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