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記憶の宝石箱 2019Ver.

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一ページに、好きと大好きと宝物と宝石を詰め込んだような、そんな心に響いた記事たちを、まとめたいと思いました。偏るかもしれません。偏見かもしれません。独断も主観もありますが、それで…
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#NOTEへの愛が止まらない

返答詩集「幸福な日々」

目次 special thanks  真木あかりさん、立花実咲さん、天堂まひるさん、古性のちさん  森田玲花さん、Mika Sudoさん、koalaさん、スイスイさん、  あだちあきこさん、伊佐 知美さん、中馬さりのさん、  kokageさん、トナカイさん、戸田真琴さん、どこかの猫さん、  moonさん、Remiさん、夜野なみだ(詩と日常)さん、  佐々木ののかさん、小林すいさん、 1頁「ハピネス」 詩:https://note.com/poet_ohno/n/nd2a5

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21頁「傷ついた分だけ優しくなれる論に思うこと」

Ⅰ 傷ついた分だけ 優しくなれるなんて 嘘 それは花びらが落ちていくような自然さで 私は優しいと思っていた でも そんなことはなかったみたい 私の意図と全く関係ない場所で 人を傷つけてしまうなんて どうして分からなかったのだろう (分かるわけがないだってそこまで考えていないんだもの) 正しさで人は救われるわけではないし 常識で簡単に心は押し潰せる 当たり前なんて どこからどこまで? あなたのことが分からない「分かった」と思った時がもう悲しみの始まり 言葉を尽くして

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17頁「「寂しさ」に、向き合うということ。」

Ⅰ ひとりがまるで海みたい 桜が泣いて 笑い声が眩しくて(少しうるさくて) 独りぼっちな気がした(一年前の今日もそんな感じだった) 夜の中で寝静まった空の向こうで独りで輝く月のような そんな寂しさは私を心細くさせる (人との繋がりがかえって孤独感を強めるなんて) 川沿いに咲く桜は 風が吹く度にはらはらと水面にピンク色のグラデーションを描く 瞬間的に強く吹いた風は瞬くように 花びらごしの世界は舞い散る光と桜の中に包まれていた 今どき言葉なんて桜の花びらよりも軽く その関係

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15頁「SNSで死なないで」

Ⅰ みんな「誰か」になりたいだけで 自分の身の回り以外の世界を覗こうとする フォロワーが山ほどいたり その力でお金を稼いでいたり 会社という枠組みにとらわれずに自由に仕事をしているように見えて 有名人同士で交流をしたりしている 質問箱をおけばたくさんの質問が来て それに雑誌のインタビューばりに答えている姿はまるで芸能人 転がっている夢は触れられないから重さが図れなくて 持て余した手で心が空いてどこかへ行こうとしてしまう 世界のどこかで夢が誰かを追い詰めているのかも しれな

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14頁「展示をする、その理由」

夜が深まるにつれて ぼくはひとりになっていく 生まれた時と 眠る時の静けさが重なっていく 命と一つになる時間の静けさは ひとりでないと分からない だから 孤独と夜は似ている 孤独と静寂は似ている 自分の心 海の底で 海を漂う 誰かの声 世界のいたる場所で 孤独を歌う 冷え切った心にそっと触れた気がした 誰かの日常が ぼくの明日を支えてくれる そんな瞬間は確かにあった 生きることは地獄だと思う それはもうずっとぼくの中にあった ただそこにいることが許されないような

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13頁「まえをあるいてね、うしろにいるからね」

持て余した手を繋いで どこに行くのも一緒  言葉がなくても大丈夫 体温ですべて伝わるよ 前を歩くからついてきてね と思ったらいつだって私の前を歩くのは君たちだった いつも先を行くから私の方が聞いてばかり 仕方ないかな? 仕方ないね。 「これがいいと思ってるけど、どれがいい?」 「え?こっちじゃないの?」 「あっちかなー」 「あ、やっぱりこっちでいいかな?」 「どっちに行くのー?」 「右だよー!」 「あ、やっぱり左かも!」 道はたくさんあるね 君たちの一番好きな道を

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12頁「可愛いだけじゃ生きていけない。賢くないと苦労するよ」

可愛いだけじゃ生きていけない賢さはお守りで人生の指針 ラブストーリーはテレビの向こう側 「好き」なだけではどうしようもないそれが現実 生き方を模索して有限なものはフル活用 それでも先が見えないそれが生活 けれども賢くなければ生きていけない すべては準備で決まる 美しさよりも合理性 生き残り戦略の必須事項 時が経つにつれて増えていく白髪とシワ けれども変わらない生き方はキャリアとなって返ってくる 「あの時は本当にどうしようかと思った  でも子どもは大切でしょう  がんばり

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11頁「取るに足らないささいなことを」

手にしたもの形一つ それは名前一つ 銀貨と交換したそれは 誰かが大切に作ったモノだったかもしれない 触れられるものはすべて自分が大事に生きた時間 稼いだお金で買うこと 部屋の中に連れて帰るということ お気に入りの音楽を朝陽の中に溶け込ませてるように それらは日常に馴染んでいく 「できたらこのカップをもう少しこころときめくものに変えたいなぁ」 「もう少し小さなサイフにしたいなぁ」 ささいで取るに足らないものたちを、 けれどどこかに置いてきてしまったものを、 拾い集めるこ

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10頁「【小さき戦士のものがたり】」

それは海の向こう 晴れ渡る空の果てにあるような 時折訪れる嵐の中を射貫く灯台の光のようなひとときだった 理由も否定もいらない場所が 不思議と居心地がよかった 突然の嵐のような訪れにも その場所は弱弱しい明かりで出迎えてくれた けれども消えない明かりは 目印みたいで 泣きながら眠ることと温かな布団と すぎゆく時間が静かに途方もない悲しみと怒りを包んでいく 「なんでわたしはこんな目にあわなくちゃいけないんだろう」 「なんで産んじゃったんだろう」 その独り言は もはや独り

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9頁「ベッキーへの思い」

一つの繋がりが 誰かを傷つけてしまうことがある 誰かはそれを 固唾を飲んで 見守るしかなくて あるいは見守ることしかできなくて 手が引きちぎられるような 離れ離れが どんな痛みだっただろう 想像することしかできない 投げられた石を代わりに受け止めることはできないし 苦しむだけの夜なんて 何の意味があるだろう 祈りのような 応援のような 声にならない どうか頑張って無事でいて 何も恩なんてない 返すものなんてない でも 何か 返せるものがあるとするなら どうか 幸せにな

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8頁 「ハワイに飛んでいった風船」

遠い昔は飛んで行った風船のような空の向こう 手を離したらなんでも遠ざかって 離れて見えなくなって もう会えなくなるんだって 不思議と思った 大事なものほど手を離してはいけないなんて 幼かった私に分かるわけが なかったのだけれど とにかく 私は 別れが悲しかったのだ それはハワイみたいな夢の場所に辿り着いたのかも そう思ったら 空が不思議と 優しく見えた 手を離したあの遠い日と同じくらいの距離に今の私がいて 夢にもハワイにも風船は届いていないことくらい 大人の私は知って

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7頁 「あれは、ぜったい彼女だな」

今日はもうムリ 無性に食べたくなる炭水化物 自分にOKを出して全てを放り出す自由さで私は歩く 好きという感情もいつかは落ち着いてきっと当たり前なものになってきて 私の一部そのものになってしまうのだろう そんな気がする それよりも愛しさと覚悟と毎日のことと大変さと付き合っていく方が ずっとずっと 長いのだ ラーメンをすすって私は私を補充する ゆっくり浸かる入浴とか化粧とかカフェとかも忘れてはいけない 私が私のためにできる愛はいつだってそういう細々としたことだ いつかの私

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6頁 「タイ・バンコクで「暮らす」始めます。」

ああこの国で暮らしてみたいなあと思った世界一周に飛び出して1ヶ月目 半泣きで降り立ったスワンナプーム国際空港 足がバンコクの地面を踏んだ瞬間何故かふうわりくるんだ安心感 あれはなんだったんだろう 思わず踊り出してしまいそうだった 浮かれて忘れられなくて タイに体があるとしたらぎゅっと飛びついている、ねぇ大好き 心の中で抑えきれない好きはもはや恋だった 本当はなんだかんだ怖かったそもそも海外を知らない 友人に会えなくなってしまわないかとか 家族に会えなくなるとか 仕事がな

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5頁 「日記のような感情メモ 0127」

幸せとカロリーは比例する 食べることは幸せ だから今日を祝おう 生きている私も 私がしてきた選択についても 手にしたすべてのものも 面白いことも面白くないことも 食べて噛んで飲み込んで言葉にして吐き出していく 私は幸せで呼吸をしている 美味しさは正義 であるのと同時に幸せ そういう幸せも 私は好きだ デザートも忘れない これくらいでいいなんて思わない 私の人生だ どこまで味わえるかの人生だ 楽しまなければ意味がない 楽しさの中で 私は煌めく宝石のような意味を見つける

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