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2024年 1月の振り返り

あっという間に2月がやってきた。
さて、1月はどんな日々だったのか振り返ってみようと思う。

私の1月は、どん底まで落ちた。

新年早々、世の中で色々な出来事があって、なんだか落ち着かないまま今年が始まった。昨年は、自分の中で大きな経験になったことがたくさんあって、変化も大きな一年だったけど、その体験をまだ自分の中で消化しきれていないまま、次の年に突入してしまった感覚だった。

それでも、年始は実家で家族といい時間を過ごせたと思う。だけどどうも無気力で、やるつもりだったことは大してできなかった。自分のアパートに戻ってきたら尚更やる気がなくなってしまい、自己嫌悪と昼夜逆転の負のループを繰り返していた。
学校も休み、課題にも手をつけられず、日常が崩れていく。憂鬱な日が続いた。こちらの冬の天気は、まあ晴れる日はほぼなく、鉛色の空がさらに私の心に追い討ちをかけた。はじめこそこの意地悪な空を憎んだけれど、ある日には憂鬱な私の友達のようにも思えたから不思議だった。

憂鬱な日には、憂鬱な音楽を。私には、明るいものよりもその方が癒しになった。いつも聴いていた応援ソングやポップな曲は、心が拒絶するようになってしまっていた。

そんなとき、聴きたくなる曲がいくつかある。この曲たちだ。

・『銀河街の悪夢』『白昼の夢』SEKAI NO OWARI
・『Blue&Gray』『Reflection』BTS
・『飛べない翼』Lily Chou-Chou

私はこの曲たちにどれほど救われたことだろう。愛おしい曲たちだ。
それから上の曲以外に、今回新しく友達になった曲がある。

『夜が明けたら』きのこ帝国 である。

名前しか聞いたことがないアーティストだったけれど、この曲を聴いたとき、心が動くのがわかった。奥にあるものが、動いて、揺れた。何もやる気が出なくて、何も響かなくなった私の心が、静かに動き出すのを感じた。この歌に出会えてよかった。

苦しいひと月だった。頑張れていない自分、落ちていく自分。その自分を認めてあげられるのに時間がかかったが、少しずつ私は私を理解し、心地よい場所を見つけていっているようだ。
頑張れないときの方が、頑張っているときよりも苦しい。その苦しさを知った分、少し優しくなれるのかもしれない。

憂鬱と幸せは、反対のものだと思っていたけど、違ったみたいだ。憂鬱の中にも幸せはあって、幸せの中にも憂鬱はあって。その矛盾とグラデーションを認めてあげることで、奥行きが生まれる。

憂鬱も幸せも全部、抱きしめたいくらいに愛おしい日々だと、今は思える。

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