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あの日、あの時の気持ち

ここで働きたいと思い面接を受け
採用が決まった時、大喜びして
選んでもらったことに感謝した

期待を胸にここで働き始めた
人の名前を間違えないように
早く仕事を覚えるように
気を張りつめる毎日

自然と人の名前が出てくるようになり
回りの人も自然に接してくれるようになった

そのうち愚痴や不満を聞くことが多くなっていった
回りの人が私を受け入れ心を開いてくれたってことだろう
それはうれしいのだけど
本来、人の感じた不満だったのに
自分も同じことに不満を持つようになった

仕事にも人間関係にも慣れてきた
最初は気づかなかったこと
知らなかったことが
わかるようになっていった

ちょっとずつ不満が芽生えてくると
最初にあった喜びや感謝が薄れていく

何が不満なのか客観的に見てみる
このやるせない気持ちは何なのか
大元をたどってみる
大ごとではないようにも思える

あの時の嬉しかった気持ち
どこに行ったのだろう
選ばれた喜び、働けるありがたさ
チャンスを与えてくれたことへの感謝
あの時の気持ちを振り返ってみたら
くすぶっていた思いが薄らいでいった

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