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ポエム&エッセイ

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あなたの心にほんのり灯がともりますように。
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2020年3月の記事一覧

母がかけたお守りの言葉

亡き母が、私が出かける時は必ず ”いってらっしゃい”と言って送り出してくれた。無言で出か…

「自分は大丈夫」

「自分は大丈夫」 怖ろしいものを見なかったふりをして恐怖をかき消す言葉。 災難が自分に降り…

行きたくても行けない場所

安芸の宮島を旅した時に、2度行く手をはばまれたことがある。 フェリーで宮島に着いたあと宿…

同じ夢でつながっていた

母と私の間には、離れていてもお互いの考えていることが伝わるようなところがあった。テレパシ…

踊る阿呆になった日

徳島を旅した時に、”踊り狂う”という体験をした。 ”阿波踊り会館”は、阿波おどりの歴史と…

身近なところにある美しいもの

目に見えない脅威。どこに潜んでいて、どこで自分の体内に入り込むかわからない恐怖。心の隅で…

カモメがこけた日に教わったこと

いろんな花が咲く春を心待ちにしていた。今日のようなポカポカ陽気にはカメラを持って散策へ。 ピンク、黄色、白、紫…  街路樹の根元にひょっこり咲いている小さな花や、アスファルトの隙間から力強く芽をだしている植物、どれも個性的でかわいい。 花のある方へ歩いていくと、前方に見えたのは、えさやりおじさんに群がるカモメたち。雲一つない空が青い。白いカモメのおなかが、空にふわふわ浮かぶ雲のように見える。 えさ欲しさにカモメがおじさんに猛アピール。”こっちよ、こっちにえさ投げて” と

言わなくていい言葉

人から言われた言葉が突き刺さる。きつい言い方。他にもっと優しい言葉があるのに。度重なる言…

移り行くものたち

うまくできなくてへこんだ 思っていたより難しかった 非力を認めざるをえなかった こんな思い…

天国でのお役目

死は何の前触れもなく突然やってくることがある。寿命があとどれくらいかわかっていたら、もっ…

あれは・・・妖精だと思う

人生最大級のピンチだった。 クロアチアのドゥブロヴニクで起こった出来事。あの時、私を救っ…

今日からまた新たなスタート

節分を新たなスタートとして、断捨離して古いエネルギーを手放したはずだったのに…。以前と同…

神様の粋な計らい

世界有数のパワースポットとして有名なセドナに、”ボイントンキャニオン”というところがある…

懐の深い人の言葉は心に響く

体調不良で仕事を休んだ次の日は、職場の人たちが「大丈夫?」と声をかけてくれる。それは、”おはよう”と同じ、単なるあいさつ、だから私も「大丈夫」と返した。 ひとり、相手の気持ちに寄り添える温かい心の持ち主がいて、その人の励ましが心に響いた。 明るく軽い感じののりで、 「最近、みんな忙しいからいろいろあるわよね。私なんか自分の中にため込んで発散できないタイプだから、それで体調くずしたこともあったわ。ふらふらしながら仕事してね、でも、大丈夫。なんとかなってしまうものなのよ。今、自