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1/24 自分を好きになること

わたしは、幼い頃から太っているのがデフォルトで、自分のことを好きになるとか、自信を持つとか、そういう価値観すら、そもそも知らなかった。

写真を撮られるのはもちろん、鏡で自分の顔を見るもの大嫌いだった。
仕上がった写真に写るわたしは、目を逸らしたり、引きつった笑顔ばかりで、その写真を見返すことも、嫌悪感でたっぷりで。
お手洗いにいった時も、鏡の前で念入りに髪型をチェックしたりメイク直しをする同世代の女の子たちを横目に、一瞬も顔を上げずに手を洗い、そそくさとその場を後にしていた学生時代だった。

そんなネガティブな青春時代を過ごしてきたものだから、自分の魅力は何なのかとか、自分を磨くなんて気がさらさらなく。いまいち、顔を上げて人とコミュニケーションをとることができずに、華やかとは裏腹の人生を消費してきた。実際今でも、レジの店員さんと目を合わせて挨拶をするのは、とってもハードルが高い。



「垢抜ける」と決めてから、約2年。

少しは自分のことが知れて、少しは自分のことが好きになって、少しは自分の良いところを認められて、自分なりに、及び腰にならずに表現することができるようになってきた。

とはいえ、10代の頃から毎日自分を丁寧に磨いてきた子たちとは、立ってる土俵が違うんだよな〜、しょうがないよな〜なんて、ちょっとクサクサした思いを抱きながらも、わたしは今のわたしができることをしようと、日々を過ごしている。

自分がいちばんの自分の理解者で、好きなことも嫌いなことも、全部ため込まずに表現していけるようになりたい。もっともっと、自分のことが大好きだと、胸をはって言える自分になりたいのだ。

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