1/20 思いどおりの世界
この世は写し鏡だとか、世界は自分の投影だって、数年前から知識では知っていたけれど、今までずーっとずっと、実感がなかった。でも最近は、どうやら違う。いよいよわかってきた、という感じがうっすらする。うっすらだけど。
過去に「自分はダメだ」「何もできない」「最低の人間だ」「もっと頑張らなきゃ」とばかり頭の中で自分を責めつづけていた時期は、本当に周りからも、同じ言葉ばかりが返ってきていた。そして、やっぱりそうなんだと思い込んで、自他共にさらに自分を傷つけていって、どんどん自信も、がんばる気力もなくなって、しまいには、うつの一歩手前までいってしまった。
ところがここ最近、その逆を実践しつづけてきたところ(この、実践“しつづける”というところが本当に難しいのだけれど…)、世界がほんとうに変わってきた。
「よくできてる」「今日もがんばった」「とってもえらい」「最高じゃん!」「しあわせ!」と、自分を甘々におだてて甘やかして、とことん優しく寄り添って、どんな自分も丸ごと愛していったら。
怖がることもなく、期待することもなく、隠れることもなく、ありのままの自分で息ができるようになった。それは、世の中ってこんなにも肩の力を抜いて生きることができるんだ、と、なんだか拍子抜けするような感覚だった。
そして段々と、こんな理想の言葉を周りからかけてほしいなっていう言葉たちを、本当に周りから言ってもらえるようになってきた。
「やすんでね」「がんばりすぎないでね」なんて、昔のわたしだったら、絶対にかけてもらえない言葉だった。というか、おそらく実際は「そんな言葉をかけてもらえるほど自分は頑張っていないのだから受け取れない」と、わたし自身が拒否していたのだと思う。
今では本当に、なんでみんなこんなにも温かい声かけをしてくれるのかな、びっくりするくらいわたしって愛されているな、と思うことばかりで、自分でも驚いている。けれどそれはつまり、自分自身をうまく愛せている証拠なのかな、きっとその答え合わせができているんだな、と、そう思うように、最近はしている。
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