新型コロナとワクチンの基礎知識①

新型コロナウイルス。正確には、ウイルスの名前をSARSコロナウイルス2と言い、このウイルスによって起こる病気を「COVID-19」(コビッド・ナインティーン)と言います。ん?SARS?・・・数年前に韓国などで流行しましたね。実は、コロナの前に”新型”と付いていることからもわかるとおり、コロナウイルスは、風邪の原因となるウイルスのひとつでそこら中に存在しています。なんと風邪の原因の10~35%はコロナウイルスが原因と言われています。そんなコロナウイルスですが、6つの種類があり、そのひとつにSARS(重症急性呼吸器症候群)の原因となるウイルスがいます。今回の”新型”コロナウイルスは、そのSARSに非常によく似ていることからSARSコロナウイルス2と名付けられました。

COVID-19の致死率(CFR)は、2%近くと見られており、季節性インフルエンザが0.02~0.03%であることを考えると、段違いに危険であることがわかります。ちなみにCFRとは、感染者だと確定診断がでた患者のうち死亡したものの比率を言います。似たようなものでIFRと呼ばれるものがありますが、これは感染したと思われる人のうち死亡したものの比率を言います。

CFR = 死亡者数 / 確定診断された患者数
IFR = 死亡者数 / 感染したと思われる人数

時々、上記を混同した報道が見られますが、分母の大きさが全く異なるため注意が必要です。

【参考図書】新型コロナとワクチン 知らないと不都合な真実

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