子宮筋腫になっちゃった話(1) ~ なにが原因かがわからない体調不良期
2019年6月に変性子宮筋腫との診断を受け、治療を開始した昭和52年生まれ独身女性の闘病、というほど大げさではないですが健闘記録です。
この文章を書いているのは2019年8月10日ですが、少しさかのぼって時系列で記録していきます。
2017年夏 会社の健康診断
おそらくどこの会社員の方も受けておられるだろう一般的な検診を受診。35歳以上の人はバリウムを飲む、胃部レントゲン検査付きのアレです。
当時のわたしは、健康面で特に気になる自覚症状もなく、毎年一回のルーティン作業でしかありませんでした。太ったので体重計に乗るのが嫌だな~、くらいの感想しかなかったです。
ひととおり検査が終わった後の問診でも、「太ったのでダイエットをしようと思います~」「そうですね~、運動は少しでもしたほうがいいですね~」みたいな、たわいない会話をしたような気がします。
今になって思えば、このころはもう仕事を休まねばならないときが稀にあるほど生理がひどくなっていましたが、40直前だし、年齢的なホルモンバランスとか体調の変調なのだろう、と大した気も止めていなかったです。
その後、2017年10月に会社員を卒業。フリーランスとなります。
個人事業主として2018年を迎え、これまでは会社が全部手配してくれて自分は行くだけのルーティン作業だった健康診断は、わざわざ病院を探して時間をとってお金を使ってやらねばならぬ面倒な作業になってしまいました。
当然、さぼります。
わざわざ市役所の健康福祉局の方がお電話までくれたのに、無視。なんということだ。行けば貧血くらい見つけられたかもしれんのに。
2019年1月 人生最大級の体調不良に見舞われる
穏やかな正月を迎え、肉を食い、カニをしゃぶり、酒をあおり、食っちゃ寝食っちゃ寝、暴飲暴食と惰眠をむさぼりました。
その数日後から、体調に異変が。
暴飲暴食を起源とした腹下しから始まった不調は、生理の追撃を受けて尋常ではない量の出血と腰がへし折れるような痛みを追加、さらにはA型インフルの襲来で完全ノックダウン。ライフはゼロ。もう完全にゼロ。いや、死んではいないから正確には0.001くらいは残っていたんだと思う。10日以上、まともに稼働できませんでした。
今になって思えば、このときの生理はかなりしんどかったです。ただ寝ているだけなのに、1時間を待たずにトイレに駆け込まねばならぬほど出血していましたが、当時は「インフルエンザってしんど~」という感想しか持っていなかったです。生理がキツイのはだいたい毎月のことなので、完全に「こんなもんでしょ」という感覚になってしまっていました。
この時から、今年のスローガンが「健康第一」になったのは言うまでもなく、1日1時間程度の運動を心掛けるようになります。といっても、これまでちゃんとした運動の経験もなくのんべんだらりと日々を過ごしてしまってきたので、キチンとした運動メニューなど組めるわけもなく、2~3駅前で下車して歩くとか、エクササイズDVDを見ながら体を動かすとか、そんな程度のメニューです。
3階くらいまでならできるだけエレベーターを使わず、階段を使うようにもしていたのですが、ほんの2階にいくだけでもゼイゼイと息切れ、動悸、発汗。
明らかにかつてない事態でしたが、会社をやめてからの運動不足と体重の増加は自覚していましたから、こんなにも体力が低下してしまったのか、と愕然とはしましたが、病気の可能性は全く考えていませんでした。
2019年3月 転倒と骨折、そして足の浮腫
3月のある日、狭い作業場で荷物の上げ下ろしを行っていたとき足がもつれてこけました。とっさに出した右足が床に置いてあった荷物に引っ掛かり、踏ん張りが効かずに変な形で着地してしまったようで、薬指と小指の中足骨2本が折れました。
転倒直後は、血の気が引いたような、頭に血が上らないような感覚がして、足の痛みもありしばらく動けず悶絶しました。
こけたこと自体は、不注意の極みで自業自得なのですが、骨折で腫れあがっていく右足を見ながら、左足もおかしいことに気づきました。
左足が異常に腫れている。
元々、骨の形が浮くような華奢な体型ではなく、ぬるっとした体型ではあるのですが、いや、それにしても、腫れている。むくんでいるレベルを超えて、象のようなごつごつした足になってしまっている。くるぶしがどこかに消えた。
それまでも、なんだか靴がきついな…むくんでいるな…とは、薄々感じていましたが、このときはじめて明確に自覚しました。
右足が腫れるのはわかる。なにしろ、骨が折れているんだから。
しかし、この左足はなに?
おかしい。なにかがおかしい。
人にこの話をすると「足は第2の心臓だ、足の異常は内臓(特に心臓)の疾患につながっているぞ」とビビらされ怖くなってきました。しかし、足の浮腫は何科で診てもらえばいいのか、全く見当がつきません。とりあえず、骨折でかかっている整形外科の先生に聞きました。「骨折してるんだからこれくらい腫れるよね~ハハハ(はい、次の人~)」………いや、左足。
2019年4月 下腹部になにかがいる!
Coming Soon…
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