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おしゃべりの違い

最近、古い友人と久しぶりに電話で話すことがあった。

ひとりは学生時代の、もうひとりは趣味の仲間だ。

それがどちらも、しゃべるしゃべる。
なかなか用件にたどりつけない電話は、軽く1時間を超えた。

もちろん、苦手なママ友の噂話とは違うから、話を聞くのは面白い。

ただ切ったあとで、こんなによくしゃべる子だったっけ?と暫し放心。

耳の奥で、
俺の話を聞け〜、5分だけでもいい〜
と横山剣さんの歌が流れ、あいつもまったくだな〜と苦笑する。

ところで昨日は、1年前と先月に総務課を退職した同僚と、3人で食事をした。
共通の認識があるので、細かい説明は要らない。
ついさっきまで、別々の部屋で仕事をしていたような気分で話せる。

とんでもない案件をねじ込んだ話も、今となっては恰好な笑い話のネタだ。
逆に、今も話せないことは「そこはまあ、いろいろあったのよ」と、お互いの想像に任せている。

なんだろう、この違いって。

古い親友は今も大切だけれど、最近まで長年仕事をしてきた仲間は、話のやりとりが心地いい。

昨日は3人ともすごい勢いで話していたけれど、相手の話を聞いて反応を返している。
古い話で笑いあったかと思えば、今の私の状況を理解してくれて力付けてくれる。

親友と元同僚、似ているようで少し違う。

話の呼吸がピッタリ合うのは、長年一緒に働いてきたからなのかもしれないな。

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