落下。

 

空気抵抗さえ

あれど

 

自由落下は

一定の速度を

 

ただ

落ちていく

 

眼前に

広がるは

 

雲か

空か

 

わたしの

質量が

 

空気を

押しのけて

 

引かれていく

 

限られた

時間

 

到達と

呼ぶべきか

 

終焉と

呼ぶべきか

 

落ちて

 

落ち

 

落ちる

 

落ちていくことで

満たされていくような

 

錯覚への

淡い

期待を

胸に

 

速度を

落とすタイミングと

 

どのように

接地を

迎えるか

 

わたしは

なにを

待っているのだろうか

 

【蛇足】2020.3.8

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