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【ライターの仕事】とびらを開く~ゆるっとナチュラル育児の会~

河北新報夕刊(2023年6月19日付)に、取材記事を書きました。
毎週月曜日に掲載されている、宮城県内の市民団体・NPOの活動を紹介するコーナーです。

ーNPOの輪ー
私たちの周りでは、たくさんの市民団体・NPOが地域課題の解決などを目指して活動しています。「認定NPO法人杜の伝言板ゆるる」と「NPO法人せんだい・みやぎNPOセンター」が交代で担当し、さまざまな団体の活動や地域課題について伝えていきます。

河北新報ONLINE

子育てをひらき、地域とつながる


子育て中のママ達が気兼ねなく集まり、おしゃべりできる場を作りたいと、宮城県宮城郡利府町で活動しているのが、「ゆるっとナチュラル育児の会」です。

利府町は、近年「住み続けたい街」の上位にランクインし、子育てしやすい町としても定評のある町です。代表の須田優佳さんも2020年に栃木県から転居してきた一人。「町内に子育てについて、フラットな関係で話し合ったり、互いに学び合える場所があったらいいな」と考え、同じ思いを持った仲間とともに育児の会を立ち上げました。現在メンバーは7名。「心と体と環境に優しい育児の情報交換と提案の場をつくりたい」と活動しています。

▲ゆるっとナチュラル育児の会のメンバー

乳幼児から小・中学生と子育て真っ最中の親たちの悩みはさまざまです。子育てに関する情報が氾濫する昨今、本当に必要な情報はキャッチし難いと感じています。例えば、アレルギーっ子のママ達は、身近に信頼できる情報源がないことが悩み。そこで、先輩ママたちも交え座談会を開催したところ参加者からは「かかりつけ病院や食生活の対応など具体的な情報交換ができて良かった」という声が寄せられました。

成長に伴いサイズが小さくなった子ども服や使わなくなったおもちゃ、絵本などをリユースできないかという声に応え、「おさがり交換会」を開くと賛同する方々が集まってきました。身近なSDGsの取り組みとして広がっています。

年2回開催している「ゆるっとナチュラルマルシェ」は、親子で気軽に参加できるイベントが欲しいという要望から始まりました。育児中でも出来ることや得意なことを持ち寄って、企画から集客まですべて自分たちの手で運営しています。今年は、8月7日(月)利府町まち・ひと・しごと創造ステーションtsumiki(ツミキ)を会場に開催予定です。

子育てしやすい環境づくりの活動を続けることは、「女性が力を発揮する場の創出や、まちづくりにも目を向ける機会になっています」と須田さん、「これからは、町と子育て世代をつなぐ場としての役割も果たしていきたいです」と活動にたしかな手応えを感じています。

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私の入稿原稿は、河北の担当記者が校正し、整理部で見出しや写真、キャプションを整えて掲載されています。新聞紙面掲載記事は、河北新報ONLINEからどうぞ。(見出しの付け方、ビフォーアフターが分かります・汗)

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(ウチソト編集室ライター葛西淳子)


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