合言葉は、「前衛的!」
ヘルパンギーナ。からの、突発性発疹。
みごとに保育園初年度の夏という感が漂っておりまして、本日はライトめに。
久々に子育て引継ぎ系です。
以前、こちらのnoteでエセでもいいから関西弁を使ってみると、子育てがイライラしなくなるかも?という小技を書いたのですが、最近、また新しい技を手に入れました…!
それが…、「前衛的!」という言葉。
いやぁ、やられちゃったんですよね。
白い壁にボールペンでガリガリと。落書を。
手の届くところにペンを置いておいた私が悪いし、掃除機かけていてペンの音に気付けなかったのも私が悪いのですが、
熱心に壁にペン先をこすりつける1歳の息子を見つけ、思わず大声で「ダメーーーーー!」と叫んでしまいました。
拭いても落ちずがっくりしていたところに、なんだか急に降ってきたのです。
「子供はみな芸術家。」
最近そんな言葉を同僚と話していたばかりだったので、壁の落書が急にジャクソン・ポロックに見えてきて、
「…うん、前衛的。」とつぶやきました。
そしたら、その横を、なぜか小物入れに使っているカゴを頭にかぶり、その上に自分の帽子をかぶるヘンテコな姿で通り過ぎる長男4歳。
「これはね、カゴがのり(糊)なの。のりで帽子をくっつけてるってことだよ。」
「ぜ、前衛的!」
その日から、この言葉、使える!と使ってます。
「子供にとってはイタズラじゃない、遊びであり実験なんだ」とわかっていても、「え?」「なにそれ!」「やめてー!」となってしまう大人心。
こうつぶやくことで一度気持ちをポジティブな方向にむかせてくれて、子供へのリスペクトを思い出させてくれるのです。
もともと近現代のアートが結構すきな私にとっては、「ステキ!」でもない「おもしろ!」でもない「すごい!」でもない、「前衛的!」って言葉がしっくりきてしまいました。
風呂上がりに急に自分のお●んちんをひっぱって、「Tの形になったよ」と報告する長男をみても、「お、おぉ、前衛的…!」
シールを自分の身体のあちこちに貼って、喜ぶ次男を見ても、「うん、前衛的。」
もちろんその一言でかたづけないで色んな行動の意図とか理由を考えたりすることは大切だけど、初動で
「もーーーー、なにやってんのー!(怒」
とならないための自分へのおまじないの一言として「わお、前衛的!」からはいると、すべてが尊いアート活動のひとつとしてリスペクトできるんだと思います。
前々回のnoteで、子供はみんな研究者と書きましたが、子供はみな研究者っであり、アーティストでもあり、、、ですね。
出産後は、独身時代の趣味だった美術展通いはほとんどできてないけど、アートに毎日触れてるよ、ということで。
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