偉大なる、小さな研究者たち
この夏は恐竜を研究することにしました。
息子のじゃなくて、私の研究テーマです。
ちなみに、長男4歳はクレヨンしんちゃんについて研究するそうです。
なんでこんなことになったのか。
あまりに暑くて屋外遊びができないので、週末は屋内で夏っぽいところに行こうということで、近場で恐竜関連の展示をやっているところにいったんです。
そしたら、案の定、私のほうが興味津々になりまして、、、
というのも、ご存じの方も多いと思いますが、近年、恐竜関係は研究が進んでいて、わたしの子供のころから情報がアップデートされているんですよね(T-REX毛が生えてるとか)。あと大人になって改めてみると色々疑問が浮かんできたりして面白い。
そんなわけで買って帰ってきた恐竜の絵本も子供そっちのけで、食い入るように読み込んで、言ったのが「ママ、今年の夏は恐竜を研究したい!」
家族の頭には「?」が浮かんでいましたが、
「研究だよ、研究。夏と言えば研究。
●●くん(長男)はなに研究する?リニアモーターカーでもいいし、カブトムシでもいいし、知りたいこと調べたり考えたりするんだよ。えっと、、、ほらここに書いてある!科学の基本は観察と比較だって。よくみて、くらべるんだよ。なにやる?」
「・・・・しんちゃん。クレヨンしんちゃん。」
「・・・・。お、おうよ。いいんじゃない?」
と、ここからのクレヨンしんちゃん研究の手始めも結構おもしろかったのだけど、それは別でまた書くとして…、
そのあとに大きな気づきとともに、ちょっと恥ずかしくなることになったんです。
「で、パパはなにを研究するの?」というママの質問にかぶせて、「じゃあ、○○くん(次男1歳)もなにか研究するの?」と長男。
私は少し「え?」と拍子ぬけしつつも、
「…あぁ、○○くん(次男)は、毎日すんごい研究してるよ。いまは言葉についてとか、自分の身体の動かし方とか、ね。うんうん、まいにち観察と比較を繰り返してるわ!」
そっか、我が家には脳の発達スピードがピークの、偉大なる小さな研究者さんがいたじゃないか、と。朝起きた時から、寝るときまでずーっと途切れぬ好奇心で熱心に研究してらっしゃるじゃん、と。
それでいうと、4歳の長男も毎日なにやら研究してるし…
なんか1人で研究者づらして、「研究やろうよ~!」とか言っちゃった自分がいっきに恥ずかしくなったのでした。
そう考えると、子育ては、偉大なる研究家先生の支援なのかも。
研究に熱中できるように、安全・安心な環境を整えて、見守ることなのかも、と思えてきました。
そんな考えごとはつゆ知らず、「ママー、これにも恐竜でてくるから、見てみたらいいんじゃない?」と自分のぬりえをもってきてくれて私の研究を支援してくれる長男です。
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