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私の周辺

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#電話

補聴器と出会う

補聴器、と聞いて思い出すのは父方の祖母である。当時私は小学生、恐らく低学年で、祖母は80歳の手前であったろうと思う。隣に住んでいた。

耳が遠い祖母に大声で話しかけるが、通じるのは半分くらい。それなら、と耳元で話すのをやめて、正面から唇をはっきり動かして話すようにした。声を出すよりも、口の動きに全力を注ぐ。その様子を見ていた母が、すごいね!と真似するようになるくらい、わかってもらえて私は嬉しかった

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