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Photo by
tokyoclady
あたらしい指輪
よく右手の中指に指輪をしている。
していた。
だが今日、10年くらいつけてきた指輪を無くした。
ショック。
あー、ショック。
シルバーの、ねじねじした形(伝われ)の指輪。
ちょっと外して洗濯機の上に置いといたが最後、そのまま洗濯機のフタ開閉部分の溝の奥底に落ちてしまい帰らぬ存在となってしまった……。
くう。
迂闊だった。
お気に入りだったのになあ。
そういえば。
振り返ってみると何かの転機になるタイミングには、愛着のあるモノが壊れたり、それこそ無くしたり、買い替えざるを得ない状態になったり……そういうのがある気がする。
まあ今回もそういうことにしておきたい。
何かいいターニングポイントにいることの暗示、ってことで。
じゃないと、落ち込んじゃうもの。
さて。
そうなると、寂しくなった右手の中指にはあたらしい指輪が必要だ。
どんなのにしようか。
ひとつの区切り、新しい相方として、ちょっと大事に選んでみたい。
シンプルなものにしようと思う。
今日はなかなかによい1日だったのだけど、最後の最後にお気に入りの指輪とのお別れ。
くう。
こうやって、同じように見える日々の暮らしに楔を打って、現在地を確かめてゆくのだな。
いつも通りの、またとない日。
何にも終わりはやってくる。
その度にまたあたらしく始めていこう。
まずは、あたらしい指輪を探すことにします。
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