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【10秒で読める小説】人魚の恋心

俺が海辺で歌ってたら、誰かがハモってきた。
声の主を探すと、何と人魚だ。
どうりで上手いわけだ。
「俺たちの歌をネットに投稿していい?」
恐る恐る尋ねると、
「人魚だとバレないならいいよ」
と、人魚は微笑んだ。

さっそく投稿した動画は、またたく間に人気が出た。
俺は有頂天になり、動画を増やしていった。

だがある日、人魚は声を失った。
がっかりした俺を見て、人魚は泣きながら走り●●去った。

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