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【10秒で読める小説】スマート幽霊

老婆の霊が出るといわく付きの部屋を借りた。
初日から電灯を消される怪異が発生。

「おい電灯消すなよ!」
『ワシの名前は、おいじゃない。トメじゃ』
「OKトメちゃん、電気をつけて」
パッと電気がともる。
「OKトメちゃん、明日の天気は?」
『午後から雨じゃ、傘を忘れるな』

案外、快適生活かも?

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