Shigeru Iriki

I'm a freelance Visual Effect artist.

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マガジン

  • Houdini備忘録

    Houdiniの備忘録です。

最近の記事

RenderMan for Houdini 23.6

はじめに RenderMan 24にまだアップグレードしてない人の為のメンテナンスリリース、RenderMan 23.6がリリースされた。 上記のリンクを読むと、対応するHoudiniのバージョンが以前の18.5.351から18.5.633、18.5.672、18.5.696まで拡充された。RenderMan の最新バージョンは24ではあるがまだ未対応な所もあるので、安定して業務で使いたい人は23.6を使うのも一手だ。 インストール方法 インストール方法はいたって簡単。す

    • RenderManの学習リソース

      はじめに 自分がRenderMan を学習していく上で役に立ったサイトなどを紹介する。残念ながらRenderMan の学習リソースはほぼ英語のものがほとんど。これを機会に英語を学ぶのも良いかも。 Learn RenderMan 下記のリンクに全てまとまっているが、それだと不親切すぎるのでちょっとだけ説明する。 Learn|Tutorials Pixarが紹介するチュートリアルサイトのリンク集 Learn|ResourcesRenderManで使用できるマテリアルサンプル

      • Why Linux?

        HoudiniはWindows版、MacOS版、Linux版とあり、RenderManやNukeも同様にWindows版、MacOS版、Linux版が存在する。Windows版、MacOS版を使用すればこれまで投稿してきた記事にあるような面倒なことをやらなくてもソフトウェアのインストールは簡単に済むかもしれない。それではなぜ私が自分の制作環境にLinuxを選んだのか。その答えの一端が下記の記事にある。 Houdini Benchmark Cores vs Clockspee

        • RenderMan for Houdini 24.xをLinux Mint 19.3 Cinnamonにインストールする

          【はじめに】 RenderMan for Houdini 24.xがリリースされた。以前、RenderMan 23.xのLinux Mintへのインストール方法をまとめた記事を書いたが、今回は手順が異なるので改めて書く事にした。なお、今回の記事はRenderManの製品版を所有している方向けの記事だ。 【作業環境】 AMD RYZEN Threadripper 1950X ASRock X399 Taichi SAMSUNG 970 EVO M.2 PCI-E SSD 25

        RenderMan for Houdini 23.6

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        • Houdini備忘録
          11本

        記事

          RenderMan for Houdiniの設定を最適化してみる。Vol.3

          はじめに前回まで、RenderMan render nodeのパラメータを確認していったが、今回はPxrPathTracerを確認していく。 Path Tracing RENDERMAN23DOCSの記事を読むとRenderManにはインテグレーターの一つとしてPxrPathTracerがあることがわかるが、まずはPath Tracingについて、Walt Disney Animation Studiosの(英語だけど)わかりやすい動画があったのでこれを見てみる。 Pxr

          RenderMan for Houdiniの設定を最適化してみる。Vol.3

          Houdini HIVE Worldwide

          ここ数日の間、自分のメインツールであるHoudiniのイベント、Houdini HIVE Worldwideが開催されていた。 英語の情報だけなので取っ付きづらいかと思うが、興味がある方はぜひ。

          Houdini HIVE Worldwide

          RenderMan for Houdiniの設定を最適化してみる。Vol.2

          はじめに前回に引き続き、RenderMan for Houdiniの設定について最適化してみることにする。 Pixel Variance Pixel Variance:これはレンダリングの主な品質管理です。値が低いほど高品質です。一般的なプロダクション設定は0.01~0.005(極端な高品質)です。0.015は、シーンの複雑さに応じて、妥当な良質から中程度の品質です。 今回も、前回作成したhipファイルをもとにMaximum Samplesは変更せずにPixel Vari

          RenderMan for Houdiniの設定を最適化してみる。Vol.2

          RenderMan for Houdiniの設定を最適化してみる。Vol.1

          はじめに RenderManをインストールしたのは良いが、当然ながら今まで使用してきたレンダラーほど詳しいわけではなく、当然、ネットの世界の中から情報を探すことになる。今回は、このチュートリアルを見つけたのでRenderMan for Houdiniの設定について最適化してみることにする。 せっかく見つけたこの情報だが、このチュートリアルはRenderMan22 for Mayaを対象としているので、チュートリアルを見ながらHoudini用のヘルプページを見て確認しながら作

          RenderMan for Houdiniの設定を最適化してみる。Vol.1

          RenderMan for Houdiniでレンダリングしてみる。

          【はじめに】 前回の記事でRenderMan for HoudiniをLinux Mintにインストールすることができたので、早速レンダリングしてみる。 【モデルの準備】まずはモデルがなきゃ始まらないということで、ヘリコプターをHoudiniにインポート。 【カメラ&レイアウト】次にカメラを置き、いい感じになるようにレイアウトを決めていく。 【Integrator&Render nodeの準備】RenderMan Shelfにアクセスし、Create RenderMan

          RenderMan for Houdiniでレンダリングしてみる。

          RenderMan for Houdiniを始めてみる。

          CGを始めた頃から、Mental Ray、V-Ray、Mantra、Arnold、Redshiftなどなどいろいろなレンダラーを触ってきたが、海外の映画を作るプロダクションでは世界標準でありながら日本でなかなか使っている事例を見ることのないRenderManを始めてみることにした。

          RenderMan for Houdiniを始めてみる。

          RenderMan for HoudiniをLinux Mintにインストールしてみる。

          【はじめに】RenderManを勉強しようと自分の環境、Linux Mintにインストールしようと思ったのだがCGソフトあるあるでLinux Mintには対応していないことがわかった。気を取り直してインストールのために必要な作業など、躓いたところなどを記録しておくことにした。 【作業環境】AMD RYZEN Threadripper 1950X ASRock X399 Taichi SAMSUNG 970 EVO M.2 PCI-E SSD 250GB GeForce GT

          RenderMan for HoudiniをLinux Mintにインストールしてみる。