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RenderMan for Houdiniの設定を最適化してみる。Vol.2

はじめに

前回に引き続き、RenderMan for Houdiniの設定について最適化してみることにする。

Pixel Variance

Pixel Variance:これはレンダリングの主な品質管理です。値が低いほど高品質です。一般的なプロダクション設定は0.01~0.005(極端な高品質)です。0.015は、シーンの複雑さに応じて、妥当な良質から中程度の品質です。

今回も、前回作成したhipファイルをもとにMaximum Samplesは変更せずにPixel Varianceの値を変更しながらテストしてみる。

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Render Time: 00:00:53
Pixel Variance 0.015
Maximum Samples 256

画像2

Render Time: 00:01:09
Pixel Variance 0.0075
Maximum Samples 256

画像3

Render Time: 00:01:36
Pixel Variance 0.0015
Maximum Samples 256

上記の結果をみると、Maximum Samplesをある程度上げるとPixel Varianceの値を下げてもさほどレンダリング結果に違いは出てこないように見えるので、スケジュールとコストのバランスを保ちながら判断していくことになりそうだ。

つづく。

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