RenderMan for Houdiniの設定を最適化してみる。Vol.3
はじめに
前回まで、RenderMan render nodeのパラメータを確認していったが、今回はPxrPathTracerを確認していく。
Path Tracing
RENDERMAN23DOCSの記事を読むとRenderManにはインテグレーターの一つとしてPxrPathTracerがあることがわかるが、まずはPath Tracingについて、Walt Disney Animation Studiosの(英語だけど)わかりやすい動画があったのでこれを見てみる。
PxrPathTracer
PxrPathTracer についてのドキュメントを読みながらmaxIndirectBouncesのパラメーターを確認していく。このパラメーターによってグローバルイルミネーションのバウンス値が許可されるようだ。
準備
今回は以前までのようにモデル全体に対してシェーダーを割り振るのではなく、部品ごとにシェーダーを割り振るように設定しテストをおこなった。
Max Indirect Bounces
Max Indirect Bounces:0
Render Time: 00:00:45
Max Indirect Bounces:2
Render Time: 00:01:33
Max Indirect Bounces:4
Render Time: 00:01:48
Max Indirect Bounces:8
Render Time: 00:01:51
まとめ
上記の結果を観ると、Max Indirect Bouncesの設定値を上げるごとに、グローバルイルミネーションが計算されていく許容値が上がりレンダリング時間も比例して上昇していっているのが理解できる。
ただ、このテスト結果だけを観る限り、Max Indirect Bounces値が4の場合と8の場合はさほど大きな差が見られなかったのもたしかである。
つづく
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