ぱ。

管理が面倒になってブログをたたんだけれど、長文書く時どうしよう?ってことでここにきた。

ぱ。

管理が面倒になってブログをたたんだけれど、長文書く時どうしよう?ってことでここにきた。

最近の記事

そうだ!地下遺跡を探索しよう

[前のおはなし] ガラクタ城へ戻ると、そこにはポツコンしかいなかった。 ダストンはすぐにウルベア地下遺跡へ出かけたらしい。 娘のチリもこちらへ立ち寄り、その話を聞いた途端に飛び出したそうだ。 「仮面のあるなしで正体ってわからないものなのかな…?」 「その昔、タキシード仮面様っていう仮面を着けただけで別人として認識される人がいたんだ。これは相貌誤認誘発フィールドっていう視神経の信号に介入するチカラが働いているからなんだよ」 「ガタラの住人はみんなポイックリンがダストンの家の娘

    • そうだ!ポンコツな助手になろう

      [前のおはなし] 「とはいえ、ココにキーエンブレムをくれる人はいないって話なんだよ」 以前、ガタラに来た際に他の冒険者が話していたのを思い出す。 「来たことあるんだな」 「ドルボードを修理してもらいにね」 カスタム屋のデコリーがボクに気付き、広場の向こうから手を振ってくれている。手を振り返すとメンメもこちらに軽く会釈する。 大事に乗ってと渡されたアレを無理やり3人で乗ってる姿を彼女たち…特にメンメに知られてはいけないだろう。 「で?」 「で!?」 終わった会話の続きを求め

      • そうだ!旅の道連れを決めよう

        [前のおはなし] フウラは風のころもに着替え、風のたづなでカムシカを駆る。 「ただいまの 風送りの儀により…… これまで アズランに吹いていた古き風は その役目を終え かなたへと去りゆきました。 今 このアズランに吹くのは 育みのチカラあふるる 新しき風! このアズランに………… えっと……」 口上を忘れたのか、言葉に詰まるフウラの後ろでタケトラがハラハラと落ち着きなく動く。 「えーーーーーと……? このアズランに……」 ハッと思い出したようにフウラの顔が明るくなる。

        • そうだ!風のころもを手に入れよう

          [前のおはなし] 「やっと 着いた……」 「なんだか 結局…… いろいろ 助けてもらっちゃった…… かな?」 そう言って下を向いたまま駆け出すフウラは、ポヨンとボクにぶつかり尻餅をつく。 「もしかして 今の 聞いてたの? わ…私は ただ お礼を言っただけで 別に カムシカのこと 認めたわけじゃないよ!」 うんうんと笑いながら頷くボクにフウラは「信じてよ!」とムキになる。 「でも……。 どうして カムシカたちは 私を 助けてくれるんだろ。 お母さまを 死なせちゃったことを

        そうだ!地下遺跡を探索しよう

        マガジン

        • そうだ!ドラクエ10をはじめよう
          17本
        • Replay:タイトル未定
          5本

        記事

          そうだ!風乗りになろう

          [前のおはなし] 「フウラおじょうさんなら墓参りに出かけたよ」 フウラの部屋にノックをすると、ソンネというエルフの女性が声をかけてきた。 彼女は領主の家で炊事を任されているらしい。フウラのことも、先代の風乗りである彼女の母親のことも知っているようだ。風乗りとしてカムシカに愛されていた母親を、幼かったフウラは「カムシカに取られた」と感じていたのではないかと推察する。 ソンネに教えてもらった母親の墓の場所、風泣きの岬へボクらは向かった。 「きゃーっ!!」 風泣きの岬へ着くや、

          そうだ!風乗りになろう

          そうだ!次の町へ行こう

          [前のおはなし] 町長のロリコン疑惑はあれど、奥さんのマーゼットさんもソーミャを人並みに心配しているらしい。人並みに…というか、大人としてそれは当然のことだろう。 しかし、この町の大人たちはネコの脅威に晒されていたとはいえ、ソーミャを心配するどころか責め立てるような者が多かった。そんな中で、やっと心を開ける人たちが現れたのは、町長夫妻も喜ばしいことだったのだろう。 子ネコも手放し、ボクらも町を出ることになったソーミャがこれまでのように心を閉ざしてしまうのではないかと不安を感

          そうだ!次の町へ行こう

          そうだ!仲間と旅に出よう

          [前のおはなし] 「やれやれ ガキのおもりかよ」 不貞腐れたように呟くヒューザの視線の先には…何故だろう、ボクの姿があった。 「おい、ぱんイチ!そっちは猫島の方じゃないぞ!」 「キュ…キュララナに…キュララナに行かせてくだせぇ…っ」 土下座して懇願するボクの頭を踏みつけ、「こっちにはガキがいるっつってんだよ」と目的地へと急がせる。 ボクにはルーラストーンがあり、猫島への旅は呆気なく終わる。 嫌がるキンナー調査員を連れて猫島に足を運んだからだ。 ただ、ボクはソーミャと子ネコ

          そうだ!仲間と旅に出よう

          そうだ!猫を届けよう

          [前のおはなし] ジュレットの町へ戻り、ボクはラーディス王島で手に入れていた幸せのはねをマリーブに渡す。 「ありがとうございます 旅の方。 さっそく この羽根をペンにして お手紙を したためることにしましょう」 そう言って手紙をサラサラ書き出す彼女をボクは見つめている。決して、彼女に惚れたとかそういう話ではない。後ろからの圧で、そうするしかできないのだ……なんかもう、すごいっていうかヤバいっていうか今後ろ向いたら消されるんじゃないかなって殺気を放っている。 それもそうだ。キ

          そうだ!猫を届けよう

          そうだ!説明しよう

          [前のおはなし] 町長の奥さん、マーゼットさんの案内で部屋に通される。 町長はボクの顔を見て、迷惑そうに挨拶する。 「私はボーレン。このジュレットの町長だ。 今 この町は 辺りをうろつく ネコの魔物どものせいで ピリピリしている。 その対策を考えるのに 忙しいのだが 何か用でも あるのか?」 「ソーミャという少女に町長が人を探していると聞いたんですけど」 ボクが答えるなり、「ソーミャに聞いたのか!」と町長の目が輝く。 「なるほど。君は なかなか強そうだ。 それに 一人前の証

          そうだ!説明しよう

          ハッサク先生の出身がどこかを考える

          アカデミーの美術教師、ハッサク先生。 生活に彩りを与えるものがあれば、より楽しい日々を送れると教えてくれるパルデアの恩師だ。 美術は卒業後に出会うことが少なく重要視されない…と言われるし、現実世界でも「副教科」だったり「選択教科」で選ばれなかったりする。 とはいえ主要5教科と比べ内申点の配点が高くなるので、進学時には疎かにしてはいけない科目でもあるし、学んだ知識も日常生活に役立つものがあると思う。 …私が卒業後に生活に役立った知識は「赤いのは白いのより3倍速い」という言葉だ

          ハッサク先生の出身がどこかを考える

          そうだ!寄り道をしよう

          [前のおはなし] 岳都ガタラは今日も平和そのものだ。 町の広場には人が集まり、井戸端会議に興じている。 目もくれず、ボクは研究員と整備士の格好をした女性たちに声をかける。 「……あなた もしかして ドルボードに興味があって 私の所へ?」 研究員の女性、メンメはそう問いかけた。 ドルボードとは、ドワチャッカ大陸3000年の歴史の間に失われた技術で出来た「反重力浮遊移動台」のことだ。この古代の神カラクリを彼女らはこよなく愛し、残骸を見つけては修理し、現代に蘇らせている。 ボ

          そうだ!寄り道をしよう

          そうだ!大地の方舟に乗ろう

          [前のおはなし] 「レディース エンド ジェントルメン! エーンド オルフェアの チルドレン! そして…… 勇敢なる旅人 ぱんイチ!!」 いきなりスポットライトを浴び、目を細める。 壇上のナブレット団長は集めたオルフェアの住人たちにこの人こそ英雄だとボクを紹介する。なんだかむず痒い。 団長は笑顔から一転、憂いた表情で話し始める。 「皆様に まずは お詫びを 申し上げねば なりません。 魔物から 隠すためとはいえ オルフェアの子供たちを さらい まことに 申し訳ございま

          そうだ!大地の方舟に乗ろう

          そうだ!誘拐犯を捕まえよう

          [前のおはなし] 「おや ぱんイチか。 どうだった? 銀の丘で ナブレット団長には 会えたかい?」 オルフェアで会うはずだと言う言葉に、サーカス小屋に戻ってみるとハカルが迎えてくれた。 「こっちに戻ってくると思ったんだけど…」 「いや……。今のところ サーカステントには ナブレット団長は 戻ってきていないが……」 銀の丘で起こった出来事を話していると、団員のひとりホホップが転がり込んできた。 「た たいへんだ!! 空が! 不気味な色に!!」 慌てて団員たちと外へ出る。

          そうだ!誘拐犯を捕まえよう

          そうだ!サーカスを観に行こう

          [前のおはなし] オルフェアに着くと「ここまで来るのは 大変だったでしょう」と町の住人から労われる。 本当に…レッドアーチャーと出会ってから…うさぎに追いかけられ… 「お前、絶対アルミラージの皮を被ったゴールデンコーンやろ!」 と逃げ惑いここまでやってきた。疲れた…これは町を素通りしてでもガタラに行かなければ…駅に向かおうとして思い出す。賢者エイドスから大陸横断パスをもらっていない。 「何それ…ガタラ大勝利じゃん……」 絶望と疲れが相まり、膝から崩れ落ちると心配そうに住人が

          そうだ!サーカスを観に行こう

          そうだ!けがれの大ちゃんと戦おう

          [前のおはなし] プディンの元に帰ると、彼は安堵の表情で駆け寄ってきた。 この身体の主との間に何があったのかプディンに尋ねると「やっぱり自分のせいだ」とプディンは泣きながらも話してくれた。 プディンはけがれの谷に出る魔物に両親を殺されて以降、泣いて暮らしていた。親戚の迎えが来るまでと引き取っていた夫婦も心配しており、村長もプディンを元気付けようと渾身のギャグを披露していたが、プディンはどうしても笑うことができなかった。村長がサムい…というわけではなく、村一番の面白野郎で

          そうだ!けがれの大ちゃんと戦おう

          そうだ!毛玉の旅をはじめよう

          [前のおはなし] 「あんた 運がなかったなあ……。 まだ 若いっていうのに。 かわいそうに……かわいそうになあ。 せめて あたしが あんたのなきがらを 故郷にまで 連れて帰ってあげるからね」 ガタゴトと固いもののぶつかる音に紛れ、男の声が聞こえる。 眼前に迫る閉塞感を押し除けようとボクは手を前に伸ばす。届かない… 目に映る毛むくじゃらの手をまじまじと眺める。 短い… 起き上がるように身体ごと目の前の壁を押しやると、壁に見えたものは棺桶の蓋だと気付いた。 声の主は何処か

          そうだ!毛玉の旅をはじめよう