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📙#10 そして、バトンは渡された 瀬尾まいこ

森宮優子、17歳。
「私には父親が三人、母親が二人いる。 家族の形態は、十七年間で七回も変わった。 でも、全然不幸ではないのだ。」

瀬尾さんランキングで1位なのは知っていたけど、中々手に取れずにいた。
そんな中、職場の子におすすめされて読むことに。
もっと早く読んでおくんだった!泣いた。
おすすめしてくれてありがとう。

もう〜なんでこの方は、こうも愛のかたちとか優しさのかたち、いろんなかたちのあり方を教えてくれるんだ〜!あたたかさのかたまり。

登場人物みんなだいすきだったな。
色々な家族のかたちがある。
そしてその分だけの愛がある。
自分より大切なものを見つけたときバトンは渡されている。
バトンは優子ちゃん自身なのかな?
目の前の小さな幸せを大事にしていこう。
ほんとに愛しくなる物語だった。

📝
「人に好かれるのは大事なことだよ。楽しいときは思いっきり、しんどいときもそれなりに笑っておかなきゃ」

「自分のために生きるって難しいよな。何をしたら自分が満たされるかさえわからないんだから。
金や勉強や仕事や恋や、どれも正解のようで、どれもどこか違う。
でもさ、優子ちゃんが笑顔を見せてくれるだけで、こうやって育っていく姿を見るだけで十分だって思える。
これが俺の手にしたかったものなんだって」

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