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プロダクトマネージャーカンファレンス2020を開催しました #pmconf2020

2020年10月27日に、プロダクトマネージャーカンファレンス 2020が無事終了いたしました。当カンファレンスにご登壇頂いた皆さま、スポンサー頂いた企業さま、そして、ご参加頂いた皆さまに心からの感謝を申し上げます。

2020年のプロダクトマネージャーカンファレンス

2016年から開始したプロダクトマネージャーカンファレンスは今年で5年目を迎えました。2019年は1200名、今年は更に多くの1727名の方にチケットをご購入をいただくことができました。年を追うごとに、この日本においてもプロダクトマネジメントが根付いて来たことを感じます。

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(チケット購入者数の推移)

4トラック33セッションの実施

プロダクトマネジメントを牽引する33名ものご登壇者から大変興味深いお話をお伺いしました。また、キーノートは東京副知事の宮坂さまから東京都の取り組みにプロダクトマネジメントを絡めながらディスカッション形式でお話しいただきました。キーノートは動画を公開しておりますのでぜひ、ご覧ください。

また、海外のプロダクトマネージャーにもご登壇いただくことができ、mmhmm、DeepL、DropBox、MURALの4社によるレベルの高いプロダクトマネジメントに触れることができました。

ZoomとDiscordを駆使したオンライン開催

本年は昨今の事情を踏まえ、オンラインでのカンファレンス実施といたしました。オンラインでのカンファレンス体験を向上させるために、Zoomでのセッション配信に加え、Discordにてカンファレンスを視聴しながらリアルタイムで参加者同士でコミュニケーションを取る場や、参加者同士でプロダクトマネジメントに関する質問をする場を提供しました。特に、運営メンバーの中でも「カンファレンスのワイワイ感をオンラインで伝えたい」という思いが強かったこともあり、プロダクトマネージャーとして丁寧にカスタマージャーニーを設計し、結果オフラインで開催するよりも効率的に情報収集やコミュニケーションが取れたというご意見を多く頂くことができました。

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(参加者同士で相談ができるDiscordチャンネル)

Discord上でスポンサーブースを実現

カンファレンスを盛り上げるためにスポンサーにもご協力いただきました。プラチナスポンサーとしてご参加頂いたLINE株式会社さま、株式会社クライス&カンパニーさま、Tably株式会社さま、ヘイ株式会社さまにはDiscord上でのスポンサーブースをご準備頂きました。社員によるカンファレンスの感想トークをするブース、LTを実施するブース、プレゼント企画を実施するブース、Discord Botを作成するブースなど多種多様な企画を実施いただけたことで、より賑やかなカンファレンスとなりました。

当日の人気セッションのご紹介

363名の方にご協力いただいた来場者アンケートの結果より、セッション満足度スコアの高かった上位6セッションを紹介します。

👑第1位👑 Autify, Inc. 近澤さま「顧客のBurning needsを解決し、PMFを達成する」

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5段階評価での満足度平均3.91を大きく上回る4.68を獲得されたのはAutify, Inc.の代表である近澤さまのセッションです。頭の上に火がついていて今すぐ解決しないといけないBurning needsの特定と、その解決の大切さをお話しいただきました。開発をすぐに着手するのではなく先にニーズを検証することの重要性や実際にBurning needsを特定する方法をご自身の体験を踏まえてご紹介いただいたことで、参加アンケートにも「概念と具体例がバランス良く一番面白かった」と頂いている通り、みなさんがプロダクトを見直し、新たな一歩を踏み出す機会となったに違いありません。

👑第2位👑 Tably株式会社 小城さま「自己流から一流プロダクトマネージャーになるために学ぶべきこと」

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最も多くの方が参加されたTably株式会社のセッションは満足度2位の4.47でした。プロダクトマネジメントの全体像を紹介する幅広い内容でしたので、特にプロダクトマネジメントを始めて日の浅い方から「学びが多く、解像度が高くなった」というコメントが多くありました。また、プロダクトマネージャーとして1つ1つの項目を意識できているかどうかをDiscord上でチェックする参加者一体型での進行であったことや、全体像が体系化されていたことから分かりやすく、楽しいセッションであったと数多くのアンケートコメントを頂きました。

👑第3位👑 株式会社ヤマップ 土岐さま「コロナ禍において、どのように国内No.1登山サービスは戦略を変えたか?」

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新型コロナウイルスにより山に登るという体験の前提条件が崩れてしまった状況でヤマップが戦略をどの様に変更していったのかをご説明頂きました。ストーリーラインでOKRを作成しWhyを明確にすることを心がけていらっしゃり、OKRを見直すことを通してプロダクト全体の戦略を改定していった2020年の取り組みをを具体的なエピソードでご紹介いただきました。参加した方からは「この人の下で働いてみたい」というコメントもあり、OKRを活用して非常に強い組織を作られていることが大変印象的なセッションでした。

👑第4位👑 日本マクドナルド株式会社 飯沼さま「ピンチをチャンスに:未来をつくるプロダクトロードマップ」

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「未来を共有するためのツール」としてのプロダクトロードマップに焦点をあてて、ロードマップを大きく変更した事例をお話しいただきました。マクドナルド公式アプリという多くのユーザーを持つアプリの実際の事例をお伺いできたため、参加者からも、大企業でのスピード感を持ったプロダクトマネジメントの事例をお伺いできたこと、IT企業ではない企業でのプロダクトの向き合い方を知れたことが非常に勉強になったと好評でした。

👑第5位👑 All Turtles and mmhmm Phil Libinさま「mmhmmが生まれるまでと今後の展望から学ぶプロダクトの作り方」

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今年話題となったmmhmmのPhilさまには、スクリーンショットにあるように実際にmmhmmを使用してご講演いただきました。特に、日本について「サービス精神が旺盛で相手の言葉に耳を傾け、何が欲しいかを尋ねる姿勢があること」を美しいとした上で、プロダクトマネジメントには不都合であり、車を知らないユーザーは「もっと早い馬がほしい」と言うという例をお伝えいただきました。また、開発のきっかけやプロダクトマネジメントについてお話しいただけたことで、参加された方からは驚きが多く貴重な機会になったというコメントがありました。

👑第6位👑 株式会社リクルート 川崎さま「新市場をこじ開ける、リクルートの価値検証のリアル ~Airレジ ハンディ セルフオーダーのブレない「価値」の確かめ方~」

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Discordでの盛り上がりも素晴らしく、アンケートでも多くコメントがあったのはリクルートの川崎さまのセッションです。Airレジの具体的な事例による価値定義、価値検証、MVPの3つからなる盛りだくさんの知見をご共有いただき、プロダクトの「価値」についての解像度が上がるセッションでした。参加アンケートでは紹介された「価値・対価の因果ループ」が好評でしたので、ぜひ資料にてご確認ください。

最後に

ご登壇頂いたセッションはどれも素晴らしく、すべてをこちらでご紹介できないことが残念です。しかしながら、多くの方にセッションの資料をご公開頂いておりますので、公式サイトのセッション詳細ページからご覧ください。
また、メディアスポンサーからも当日のセッションの様子を伝える記事をお書き頂いておりますので、こちらもぜひ公式サイトの記事一覧からご確認ください。

改めまして、 #pmconf2020 にてご登壇頂いた皆さま、スポンサー頂いた企業さま、そして、ご参加頂いた皆さま、本当にありがとうございます。
来年の開催も検討しておりますので、ぜひ公式Twitterアカウントをフォロー頂き、情報をお待ちいただければと思います。



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