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いつかの水やり2


2023年9月21日(木)
6時半起床。今日も蒸し暑い。
週末が秋のお彼岸で来客があるため、庭の草刈りをする。
父が亡くなってから、庭の手入れは母がしていたが、そんな母も体調を崩し、なかなかできないでいた。当然、ものぐさな我々夫婦もなかなか手を出すことができず、我が家の草は伸び放題だった。

さちとは「朝早くやろうよ。蚊もあまりいない5時とかに起きてやれば涼しいし、きっと気持ちいいよ。」と話をしていた。が。今朝は体調が芳しくなく、案の定起きれない。

仕事が休みのさちは、朝早くから、洗濯したり、ひかりのお弁当を作ったりで、ガチャガチャ動いていた。そんななか、生活リズムを崩さないためにも、ひとまず起きなきゃと思い、無理やり布団から這い出る。
おはようしようとしたら、さちが、麦わら帽子にタオルを巻いて、長袖長ズボンの、稲刈りスタイルの出で立ちで現れたので、思わず笑った。元気が出た。一緒に30分ほど草刈りをするが、案の定ぐったりしてしまう。

12時過ぎ。さちがお昼を食べに行きたがった。食欲ないけど、冷たくて辛いものだったら食べられそうだったので、多摩川沿いにある「安田商店」に行く。キムチ冷麺を2つ頼み、お土産にタコキムチと韓国のりを買った。合計4,000円。え。高い。「タコキムチはいま食べてみてよ。口に合わなかったら返金するからさ。」とご主人が話しかけてくれたが、胃が痛すぎて食べられなかったので「お家でゆっくり頂きます。」とそっけなく返してしまった。

帰りに東宝の「くろがねや」に寄る。確かここにゴジラ像あるんだよな、ゴジラ好きなひかりのために、写真撮って見せてあげようかなと思っていたら、あまりのハイクオリティなゴジラにさちと爆笑した。これはひどい。

夕方、ひかりをプールに送迎するため、さちのママが車で来た。「あれ。なんでパパ家にいるの。」とさちが聞かれていて、「しばらく在宅ワークなの。」と嘘をついてくれていた。申し訳ない気持ちになる。家で一人ぼっちになってしまい、頭の中で仕事のことばかり考えてしまっていたので、チャリンコで「武蔵野の森公園」あたりをウロウロする。

夜、プールから帰ってきたひかりが、本棚から荒俣宏の『アラマタ大事典』を出してきて「パパこれ面白いんだけど。しばらく借りてていいかな。」というので、「どうぞどうぞ好きなだけ読んで。ちなみにどこが面白いの」と聞くと「ウンコ」と答えた。さすが小2男子。

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