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鬼は外 (110)
鬼に金棒、鬼の目にも涙、鬼の居ぬ間に洗濯など、鬼にまつわることわざはたくさんある。鬼の起源は色々な説があるが、最も有力なのは、”何かわからないものの恐怖を表したもの”ではないだろうか。今よりも科学や化学が発展していない時代において、人間に理解出来ないものがたくさんあっただろう。地震はもちろん突然の嵐や雷などの自然災害については、規模が大きいので何らかの神様の仕業と考えたかもしれない。しかし夜の暗さの恐怖や疫病、不眠や突然の病などそういった日常のものは、鬼の仕業としたのでないだろうか。今回はそんな鬼について、少しだけ煮込んでみたい。因みに全て憶測であり妄想のようなものであり、何らかの宗教に心酔しての考えではないと断っておく。
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この連載は±3落語会事務局のウェブサイトにて掲載されているものです。 https://pm3rakugo.jimdofree.com