【ストレス過食】イライラや我慢のしすぎが原因?ストレス過食をなくすには?
「仕事でイライラしやすい」
「すぐ緊張して不安になりやすい」
「ストレスが溜まるとたくさん食べてしまう」
このようなお悩みはありませんか?
イライラや緊張しやすい人ほど、ストレスが溜まりやすい傾向があります。職場から帰宅後についたくさん食べてしまった、なんてこともあるのではないでしょうか。
今回はストレスによる過食を防ぐ方法をご紹介。緊張や不安がストレスにつながりやすい人に、効果がある漢方薬にも触れていきます。
最後まで読んで、つい食べ過ぎてしまう習慣を改善するためのヒントにしてくださいね。
どんな人がストレス過食になりやすい?
いつも周囲に気を配り、緊張していませんか? 我慢強い真面目な性格の人ほど、イライラしても表に出さないようにするため、ストレスが溜まりやすい傾向があります。
我慢することが日課になっているとストレスを自覚しにくいため、体に不調が表れることもあるでしょう。
他人を優先し、日頃から我慢ばかりしていてストレスが積み重なると、その反動で食欲が止まらなくなることもあるのではないでしょうか。
ストレス過食は体のSOSサイン?
ストレス過食の傾向がある人は、体が「栄養が足りていない」とSOSサインを送っているかもしれません。
生理による体力の消耗や心身のストレスが、過食を引き起こす原因にもなります。
生理による体のエネルギー不足
生理になると食欲が止まらなかったり、甘いものを食べたい衝動に駆られたことはありませんか?
特に生理前の過食は、体の栄養不足。体が「生理に必要なエネルギーが不足している」と判断し、脳に指令を送っているのです。
生理によって体が消耗したエネルギーを補うために、過食になる傾向があります。
心身のストレス
「ストレス解消のためだから」と言い聞かせて、つい食べすぎてしまった経験はありませんか?
ストレスは心の栄養不足。心身が満足せずストレスが溜まっていると、脳がエネルギーを欲して過食を引き起こしてしまいます。
ストレスとお別れしよう!過食を抑える考え方
食べることで心身が満たされていない場合、それがストレスになってしまいます。そこで、過食を抑えるには、食に対する考え方を改める必要があります。
食べる事に罪悪感は持たず、ご褒美Dayを決めて食を楽しむことが満足感につながります。
食べることに罪悪感を持たない
「今日は我慢しようと思ったのに、また食べすぎてしまった」と考えて落ち込んだことはありませんか?
食べることに罪悪感を持ってしまうと、余計にストレスが溜まり、また食べてしまうという悪循環を招きます。
ストレス過食を改善するために大切なことは、「食べてストレスを解消している」と自覚すること。この気づきがスタート地点です。
食欲は人間にとって必要な欲求です。食べることは悪いことではありません。
もしたくさん食べたあとに罪悪感が残ったときは、「ストレス過食に気づけた」とポジティブに捉えましょう。
食を楽しむ|ご褒美Day・食べたいものリストをつくる
ストレス過食を抑えるためには、「本当に食べたいものは何か」を考えてから食べることが重要です。
おすすめは週に一度のご褒美Dayを設定し、食べたいものをリストアップする方法。リストを見るたびにわくわくしながらご褒美Dayを待つことができ、食べることが楽しみになります。
本当に体が求めているものを食べると心身が満たされ、食欲が落ち着きますよ。
また、食べたものを心の栄養にするには、「おいしい」と感じることが大切です。待ちに待ったご褒美Dayでは、時間をかけて見た目や香り、味を楽しみましょう。食べることに対する幸福感が持続し、量を食べてもストレスにならず、満足感の違いに気づくでしょう。
新たな習慣をプラス!ストレス過食から卒業する方法
ストレス過食から卒業するために、以下の習慣を取り入れてみましょう。
過食のタイミングを記録する
体を動かしてリフレッシュする
漢方薬を服用する
過食のタイミングを自覚するためには、記録をつける事をおすすめします。食欲を抑制するために、体を動かしてリフレッシュすることも有効です。
ストレスと脂肪を取り除く効果が期待できる漢方薬の服用も、検討してみるのはいかがでしょうか?
過食のタイミングを記録する
ストレス過食を防ぐためには、食べたい気持ちを自覚することが大切です。記録の目的は、食べたい衝動を可視化すること。食欲を記録に残すことで、冷静さを取り戻せます。
過食のタイミングを記録するならスマホのカレンダーアプリがおすすめ。ストレスから暴飲暴食してしまいそうと思った瞬間記録しておきましょう。
アナログ手帳派なら、シールやスタンプを使うと手軽に記録できますよ。
記録することに慣れてきたら、食べたいものも一緒に書いてみましょう。ご紹介した食べたいものリストをつくる際にも役立ちますよ。
体を動かしてリフレッシュする
食べたい衝動に駆られたときは、食以外の行動を起こしてみましょう。
たとえば入浴、散歩など体を動かすことがおすすめです。なかでも散歩は運動不足の解消にも有効です。景色を見たり自然の音を聞いたりしてリフレッシュしましょう。
漢方薬を服用する|ストレスと脂肪を取り除く
たくさん食べることがクセになっているのなら、漢方薬の力に頼ることも手段の1つ。ストレス過食には、大柴胡湯(だいさいことう)という漢方薬に効果が期待できます。
大柴胡湯はイライラや不安など、日常でストレスを抱えやすい人に服用される漢方薬。脂肪代謝を促す働きもあり、「ストレス過食で、お腹まわりの脂肪が気になる」という人におすすめです。頭痛や便秘、肩こりにお悩みの方にも効果が期待できます。
漢方医学ではストレスを溜めた体は熱が発生し、エネルギーが停滞すると考えられています。大柴胡湯は体の熱を冷まし、体の巡りをよくすることで、滞っていたエネルギーの循環をサポートします。
漢方薬は、自然の草や木からとった生薬を組み合わせて作られています。体の不調を整え体質を改善することにより、本来のバランスの取れた健康な状態に導くものです。結果的に痩せやすくなることを期待できますが、体重を落とすために作られた薬ではありません。
ストレス・脂肪を溜めにくい習慣を身につけよう
人の体はストレスによる緊張や不安を解消するために、食べ物を求める傾向があります。
食は人間の本能です。食事によって満足感を得ることが、ストレス解消になります。
ストレス過食を抑えるには、たくさん食べてしまうタイミングを自覚することが大切。考え方、習慣を変えるだけでなく、漢方薬を取り入れることも有効です。
周りの人とよい関係を築きながら、自分のことも適度に甘やかしましょう。心にゆとりを持つことも、ストレス解消のコツです。
あなたに合った方法でストレスを解消し、イライラ、緊張に負けない元気な心身を保ちましょう。