見出し画像

noteでリフォーム関連の記事を読んで感じたこと

昨日、noteでこんな記事を読みました。


「いいリフォーム会社さんの見分け方!」というタイトルに
仕事柄惹かれて読んでみたのです。

依頼される側である私は、ユーザーの本音にとても興味が
あります。自分が誠意ある対応やお客様の為の提案に
普段から心を砕いているつもりなのですが、やはり立場の違い
から視点ばボケてしまうこともありますし、届かない思いの方
気持ちが傾いてしまい、酷い扱いをうけて傷つくこともあります。

それでユーザーの正直な思いはしっかり受け止めて
前に進むことを考えたいと思っています。
下記の記事の感想は、決して批判などではなく、
私の一意見としてお読みいただければと思います。

この記事によると、依頼して見積や提案がされたのは
5社のうち2社であったと・・・!

正直申し訳ないと思いました。(おまえは業界代表か?(笑)

こんな調子だから、この業界は疑われ、嫌われるといったことが
いまだに多いのだろうなと思います。

リフォーム会社=怖い、騙される、いい加減といったイメージで
ガチガチに鎧を着たお客様がおられるし、あたりは柔らかい方でも
実は警戒心でいっぱいだったということを耳にすることもあり
うーん・・・、とうなってしまうことがあります。

何故、こんな状況が起きるのか?

依頼された見積や提案を提出すらしない・・・、
返事やアクションがとても遅いといったことがこの記事にはありました。

言い訳出来ないことなのですが、
何故ということも考えないと駄目だと思うのです。
そして、発信して少しでも業界を良くしていけたらなと
思っています。

これから、住宅のリフォームやメンテナンスは暮らしの重要な
要素として更に色々な会社や業界が参入してくるし、
ユーザーにとっては今までよりも更に、選ぶスキルが必要に
なってくると思います。

そんな中で、5社中2社というのは恥ずかしい・・・
でも、理由は何となくわかるのです。
「無駄な労力になる可能性が高いと思ってしまったから」なのでは?
これは、今までの経験から来る感情です。

無理な条件だと判断したら、その場でお断りするか?
別の提案をするなどすればいいと思います。
見積をするにしても、「5社相見積もりだと聞けば気持ちは萎える・・・」
その気持ちは痛いほどに分かるのです。

ある程度の内容のリフォームの見積や提案を作るためには
何時間、或いは何十時間もの時間を費やします。
協力業者にも沢山のお願いをして調べたり、まとめたり
その手間と時間と気持ちが一瞬にして「ごめんなさい」と
言われるときのあの残念さと思うとなんとなく状況が目に
浮かぶのです。

もしかしたら、それ以前の問題で知識不足や無責任なだけ
だったのかもしれないですが、軽く安請け合いするには
あまりにも労力がかかる作業だということです。

この業界にはもっとルールが必要なのでしょうが、
なかなかこのルールは考え方が難しく、現状を見ると
業者とユーザーが互いにけん制しあってしまうことも
多いのかもしれません。

見積や提案を有料にした方がいいのでは?という考え方

本当に少ないとは思いますが、見積や提案を有料でとか
現場の調査費を有料でという会社もあります。

弊社でも相談や提案を有料にしている部分もあります。
例えわずかでもお金を頂くことによって、お客様の本気が
わかります。

無料なら一応という程度のお客様は必要ないと考えるか?
将来のお客様として考え、フォローしていくか?
それは様々ですが、私の経験上、将来のお客様になる確率は
非常に低く、費用対効果としてはかなり低いです。

経営者ならその点には既に気づいていて、改善しなければ
ならないと思っていると思います。

高橋みちるさんという方がnoteで発信されている記事がとても
共感できる内容で素晴らしいと思いましたのでご紹介しておきたい
と思います。是非、ご一読下さい。

お客様との関係作りにはとても時間がかかるし、
信頼関係はは個人対個人で成立するもので
企業対個人ではないということは永遠に変わらない事実

長くこの業界にいて言えることは、
今日まいた種が実をつけつのは、10年後かもしれないということ。
また、一度収穫した後も枯らさずにまた実をつけてくれるように
大切に育てる気持ちと努力を途切れさすことがなかった者が
安定するという特徴があるのが対ユーザー様との仕事だと言えると
思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?