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この購入は、モノなのか?コトなのか?プロジェクトなのか?買う前に考えてみて!

今、一生懸命に考えているのは
セカンドライフを迎えたご夫婦のお家の
リフォームプランです。

プランをしながら私の頭の中では
ご夫婦の暮らしの風景があれこれと浮かびご要望と交えながら行ったり来たりしています。

こんな時間はプランナーとしては
一番楽しいともいえる時間です。
アイデアは泉のごとくです!

日々の買い物について
分析してみたことはありますか?

ところで、日々の生活の中で
お金を使うという行為は必須ですが、
その内容について分析してみたことが
ありますか?

私は、お金の使い方には大きく分けて
3つの使い方があると思っています。

1)モノの購入:
シンプルにお金とモノを交換する。
誰でも日常に行っている。
払う金額とモノの価値を比較して考える。
2)コトの購入:
モノを手に入れるだけでなく、そこから
広がる体験を購入する。例えば、化粧品
の購入によって、美しくなる未来の自分を購入する(付加価値)最近はモノからコトへの売り方が普通になった。
3)プロジェクトの購入:
コトの購入よりももっと規模が大きくなる。何かを作り上げるプロジェクトを依頼して購入。購入者はプロジェクトに参加し、一緒に作り価値を分け合う。この場合は、自分のポジションに対しての自覚が問われてしまうため、準備が大切。

モノの購入についての解説

この中で、一番身近なのはもちろん
1)のモノの購入です。

形のあるモノを購入するのは
とても分かりやすお金の使い方

100円出してジュースと購入する。
1000円出してTシャツを買うといった
価値の交換という使い方です。

お金の価値に対して、モノの価値が
合っているのかどうかを
見たり触ったりして判断出来るので
自己責任で完結する購入になると思います。

モノを売る立場の人は、
このモノがいかに優れていて価値が高いかをしっかり伝えることによって
購入を促すのが仕事ということになります。

コトの購入についての解説

「モノ売りからコト売り」へという
ことが言われだしてからかなりの時間が
経ち、もう理解をしている方も多いと
思います。

コト=体験 だと言われています。
モノの購入にとどまらず、それに
体験という付加価値をつけて売るという
ことになるのかと思います。

例えば、椅子一つにしても
この椅子を生活に取り入れた時の
体験をイメージしてもらう。

身体にフィットした椅子を暮らしに
取り入れたときの爽快感、癒し、身体の楽、色々な場面をイメージしてもらうことで椅子そのものだけでなく、その先の
体験を購入できる。

モノの購入のようで実は、体験を買う
その様な購入がコトの購入なのではないかと思います。

モノだけでなく、時にはサービスに対してお金を払うこともあるでしょう。
それもコトの購入にあたるのかと
思います。

想像していたような体験やサービスが
手に入るのか?それは分かりませんが
約束の対価を支払うのは自己責任という
ことになるケースが多いのかと思います。

関わる人としては、自分と販売した人(店)と言った感じで範囲は小さ目

プロジェクトの購入についての解説

プロジェクトの購入というのは
一番難しい購入の形になるのかと
思います。形がなく今からつくる
という請負契約という約束により
始まる事が多いのかもしれません。

プロジェクトでは、多くの人が関わる
参加するということが考えられます。

そのプロジェクトのオーナーにあたるのが購入者である貴方ということになり、
成功させるために努力し、資金を出し
参加者と価値を分け合うというケースです。

プロジェクトなので、モノの購入のように出来上がりの姿を確認することは出来ません。

成功するかどうかの保証もありません。
なかなかのリスクを伴う購入の形です。

こんな購入はしたくないと思っても
人生にはそのような購入の場面が
幾つかあると思った方がいいと思います。

例えば、病院に行くのもそうです。
これを「○○さんの健康を取り戻すプロジェクト」だと考えます。

貴方は、病院に行ってお金を払いますが
思ったように健康にはなれないケースも
あります。


このケースは、貴方自身と先生、看護師、薬剤師や病院のスタッフ等がメンバーです。

自分の状態を説明し、ちゃんと薬を飲んだり健康的な生活を心がけたりするという情報の提供や共に努力をするという姿勢や協力が欠かせません。

多くの方があまり疑問にも思っていないかもしれませんが、お金を払った上に色々と努力しなければならないわけです。

他のケースでは、
子供が通う塾でも、高いお金を支払っても思うように成績が上がらないということもあるでしょう。


これは、仮に
「○○ちゃん、成績アッププロジェクト」ということにでもしましょうか?

参加メンバーは、子供、貴方(親)、塾の先生塾のスタッフなどなどです。

これには子供の努力が欠かせません。
先生との相性とかもあり、親は沢山の
お金を投資しても成果はイマイチという
ことだってあります。

でも、これは子供にとっての良い経験
になるという事もあります。
もちろん、思い出したくせにない辛い思い出になるかもしれませんが、
人生という長い道のりの中での経験は
後々になって役に立つということだって
あります。

他にも、ホームページの作成を依頼する。ということもプロジェクトだなと感じます。

これは、私自身の経験として
相手はホームページの作成のプロだと
してもイメージを共有し、思うような形に
まとめるのは結構大変です。

お金を支払い、なおかつ沢山の情報を
提供し、完成まで一緒に走り続けるという感じでした。なかなかイメージは形にならず苦労した覚えがあります。

お任せでということまでは叶いませんでしたがそのまま、継続してお付き合いをすることで様々なことを共有できる仲間という感じに成長出来るのではないかと期待もしています。

家の購入、新築、リフォーム、リノヴェーションは、
人生最大のプロジェクトの購入だ!!

私の仕事は、家のリフォーム、リノヴェーションなのですが、これは実際かなり
大きなプロジェクトです。

人生で幾つかあるうちの大きなイベント
だともいえるこの家の購入というのは
貴方のプロジェクトの中でも最大級です。

これについては、
購入を決めるまでに沢山の情報を
集め、精査し決定したり、或いは
本当に出会い、ご縁のようなことから
始まったり・・・

新築のお家ならまだ仕様というのが
ある程度絞り込まれているので
イメージもしやすいと思いますが、
中古物件をリノベーションするとなると
全く自由なので、本当に難しいと思います。

やっとのことでパートナーを探し当て
やれやれと思っても、実はここからが
スタートでかなりハードな日々を送ることになるわけです。

大きなお金を投資する割には
形はなく、結果も補償されず、
自分の暮らしの現状や理想や家族のあれこれまでをさらけ出し、休みの度にに打合せ・・・

相手の態度や対応に不誠実さを感じるようなことでもあれば、怒りがこみあげてくるかもしれません。気持ちは十分に理解出来ます。

しかしですよ・・・
貴方はこれがプロジェクトの購入だと
気づいているでしょうか?

実は、単純にモノの購入と同じように考えていると担当のパートナー(営業マン)が本当に誠実な対応をしようとしていても理解出来ないということが起こります。

家の購入やリフォームの場合
契約の先には工事があり、その先の
長い長い生活が続きます。

担当者が誠実で経験値があればあるほど
色々なケースを考え、メリットだけでなくデメリットも伝えようとします。

予算に無理があれば優先順位を
考えるように促されることもあるでしょう。

その時に、購入者である貴方が
ブレブレになってしまえば、
プロジェクトは進みません。

モノの購入とは違ってプロジェクトの購入は
しっかりした準備と学びがあってこそ成功する

このプロジェクトは、貴方の為のものです。

貴方の希望や望みを叶えようと始まったのです。

どんな暮らしがしたいのか?
予算はどのくらいがMaxなのか?
納期は?

次から次へとぶつけられる質問の山に
答えることが出来るか?

プロジェクトは、貴方の気持ちに沿って
進んでいきます。

よく分からないから任せるという風に
逃げてしまうと何が起こるのか?

超スタンダードなお家が出来上がります。
予算内で少しおつりがくるくらいを
目指してくれるでしょう。
任された側は、それしか出来ないからです。

それじゃツマラナイ・・・といって
後悔したくなければ、自分の気持ちと
家族の気持ちの整理や今あるモノの
整理を進めることがおススメの準備です。そこから色々な情報が集まり、
整理出来ます。

まとめです。
買い物は、それぞれの購入の意図やスタイルにより、買う側も考え方を変える必要があります。
100円のパンを買うのも、
家をリフォームするの同じような気持ちでいると大変後悔するかもしれません。

購入の金額だけでなく、中身を問うて
しっかり準備をすることがスムーズに事が
進み、後悔の少ない、満足のいく結果に
繋がるように思います。

もしも、よくわからないとか悩んでしまう場合はご相談いただければ対応致します。

遠くの方でもオンラインで😊


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