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シックとカジュアルと
個性的なアイテムは苦手で、スタンダードなアイテムを崩して着るのが好きだ。
高校が私服校だったこともあり、EASTBOYで揃えたブレザーとネクタイとプリーツスカート(思えばこの時からブルベ冬らしい色を選んでいた)と踵の高いローファーで制服っぽくする日もあれば、森ガール的な日もあったり、イベント的にゴスロリを着る日もあった。校内イベントだった和装の日には浴衣も着た。部活や体育の授業で着ていたのはad
自問自答は自己肯定への第一歩だった
思えば、自分の“好き”を否定されるのが怖くて、そのうち自分の“好き”が何か分からなくなってしまっていた。
他人との自他境界はしっかりあるわりに、子供との境界は曖昧な親は、自分の好みから大きく外れるものを否定する傾向があった。彼女がそれなりの家に生まれ育ったが故に培われた洗練されたセンスが、自分とは到底文化レベルの違う相手と一緒になって知ることとなった世界観を嫌悪し、それに少しでも重なるものを否定