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好きと似合うで揺れる「聡明さ」

 昨日ようやくあきやさんの講座をアーカイブで視聴しました。
 自己紹介バッグの原点のお話やたくさんのパワーワード(「人の悩みを食う妖怪」だーいすき!)、コンプレックスとそれを乗り越えた話から、JJGとの多種多様な質疑応答とあっという間の2時間!アーカイブだから止めて書けるのに、忘れててほぼノンストップで視聴してたからメモぐっちゃぐちゃでした。それくらい面白かった。
 講座の趣旨とはズレるのだけど、「なにかキラリと光る個性のある人は、きちんと過去に起きた“人生の課題”を自分の力で乗り越えてこられて人」だなとお話を伺って思ったり。人間生きていれば誰しも多かれ少なかれ失敗や挫折を経験しているだろうけど、それを力に変えて生きている人の眩さはたまらない。目が灼かれそう。
 それと同時に、自分は途中から人生放棄していた部分もあって、プチ自己嫌悪に陥りそうになったんですよね。でも「10代に頑張りすぎた反動が20代で来ただけで、これからどうにかすればいいし、それこそ自問自答じゃんね!」ですぐ回復したので本当考え方が前向きになりました。しかも今日から双子座木星期、ASC双子座の私が伸びるには御誂え向き。

 というわけで、西洋占星術の入門書とかを齧っただけで解釈とかは正確にできるわけではない私ですが、昨日の講座のうち「キーワード分類」が西洋占星術に似てるな?と思って考えたことが今回のnoteのテーマです。
※ド素人が書いているので諸々間違っている部分はあるので鵜呑みにはせず、ご興味のある方はご自身で調べてみてくださいね!

なりたい、好き、似合うって、太陽、月、金星、ASC、MCと似てない?

 皆さんは占星術というとどんな印象を持つでしょうか?「自分の星座に書かれている性格が全然当たってない」「生まれた瞬間で性格や未来が決まるのは決定論的で好かない」などなどあると思います。ぶっちゃけ私もそう思ってる節はあります。あくまで「人生をよりよく生きるためのツールとして活用しよう!」のスタンスです。ハマりすぎて現実見えなくなってもバランス悪いですからね。当たるも八卦当たらぬも八卦です。

 私たちが普段よく目にするのは太陽星座占い(何月何日生まれは何座)と呼ばれるもので、馴染みのある方も多いと思います。
 ただ、それは占星術のほんの一部にすぎません。西洋占星術でメインで使用されるのは太陽、月、火星、水星、金星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星の10天体です(小惑星とかもありますが割愛)。そして、生まれた時に各天体がどこにいたのか?を表すのがホロスコープ(出生図)で、これをもとに諸々読み解いていきます。
 興味のある方は、「無料 ホロスコープ」などで検索して出てきたサイトで生年月日を入力してみてください。正確なホロスコープを出すのには出生地と出生時刻が必要なので、出生時刻がわからない方は母子手帳を確認するか、下記サイトで生年月日を入れてみてください。

複数の時間帯に分けて、その人の性格のサマリが記載されています。それを頼りにあたりをつけましょう(ちなみに私は「知的労働に向く。様々なことに好奇心を抱き手を出します。仕事で過大なプレッシャーを自ら課し、心因性疾患が生じさせ、自滅する。自分よりも他人の要求を優先させる。」と記載されていました。私だ〜!)。
※出生地も本来わかるといいのですが、わからない方はざっくりこのあたり、で大丈夫かと思います。

全部情報揃っている方はこちらでホロスコープを出してみてください。

例で、今回は1990年4月1日8時37分東京生まれで作成してみます。

※ハウスシステムは「プラシーダス」を選択してください。

 こんな感じの図が出てきたと思います。ちなみに見る人が見れば生年月日と時刻が分かるので、ネットにあげるのはなるべく避けましょう。

 今回必要なのは、「天体の位置」に表示されているうちの下記3天体と2アングル(アングル:ホロスコープ上の縦横軸のポイント)です。それぞれ司るものをざっくり記載しました。
・太陽:人生の目的・目標、この人生を通じて獲得したい生き方。
・月:感情・気分。子供の頃の素質。プライベートの自分。
・金星:何に価値を感じ、愛を注ぐか。金銭感覚。
・ASC(アセンダント。出生時の東の地平線と黄道の交点):第一印象や行動パターン。無意識でできるため自分では自覚していない、生まれ持った才能。基本スペック。
・MC(ミディアム・コエリ。子午線と黄道とが交わった一番高い点):公の自分。社会的な肩書き。

 これを見ているとなんだか見えてきませんか?そう、「なりたい、好き、似合う」です。上の5つを分類してみるとこんな感じになるかなと思います。月は、内側の自分や好きも持っていたりするので、似合うと好きの両方に置いてみました。
・なりたい:太陽、MC
・好き:金星、月
・似合う:ASC、月
 キーワード分類で仕分けた言葉や、これから見つけて仕分けていく言葉が、それぞれの星座の性質にあてはまるかどうか見てみると興味深い結果になるかもしれません。また、自分がわからない方も、ホロスコープと自分の過去を比較してみて見えるものがあるかもしれません。

 なお、私の場合、それぞれの星座とキーワード(ほんの一部)を当てはめると下記になります。
・太陽:山羊座…本物であること、社会で認められること、成果主義、現実主義
・月:天秤座…バランス感覚、美、調和
・金星:蠍座…重厚な品、奥深さ、重い感情
・ASC:双子座…知的、博識、フラット、軽やか、文才、コミュニケーション
・MC:水瓶座…革新、自由、平等、反骨精神、変わり者、個人主義

 それをさらに「なりたい、好き、似合う」に分けてみるとこうです。
・なりたい:本物であること、社会で認められること、成果主義、現実主義、革新、自由、平等、反骨精神、変わり者、個人主義
・好き:重厚な品、奥深さ、重い感情、美、調和
・似合う:知的、博識、フラット、軽やか、文才、コミュニケーション、バランス感覚

 さらにアーカイブを見ながら行ったキーワード分類を見てます。

 なりたいの「きれい」「かっこいい」は、私という視点で分解していくと「仕事ができる」「一匹狼」のようなワードにブレイクダウンできるので、わりと合ってるような気がします。
 似合うに関しては「詩的」が入りました。文才があるのかどうかは別として、言葉を使うのは得意らしいので、これも合ってると評価します。
 問題は好きに関してです。蠍座っぽいワードが出てこなかったこともあり当てはまりませんが、聡明がここに入ってきます。これ、双子座っぽいキーワードなら、「似合う」ワードではないの?

知性に自信がない話

 実は「聡明さ」や「知性」というのは私にとってはばりばりコンプレックスの塊である言葉たちです。
 もともと活字が好きでなかったり、コミュニケーション面でうまく行かないときがあったり(ただし自分と似たタイプとは全く発生しない)、それほど深い知識があるわけではないと思っていたり、特に知性面で他人と比較して全然だな、と思う傾向が強いです(社会的には知性があると思われる人生を送っていることは自覚してます……)。
 ASCの性質は無理しなくてもできるため自覚しにくく、他人からの指摘されて初めて自覚することが多いらしいのですが、それにしたってなんでこんな自信がないのか?と思ったら、ホロスコープに答えが出ていました。

チャートルーラーがASCとオポジション

 各星座には支配星(ルーラー)があり、ASCのルーラーはチャートルーラーと呼ばれ、ホロスコープ上でも重要な星になるそう。
 双子座のルーラーはコミュニケーションや知性を司る水星。ASCもチャートルーラーもとにかく言葉と知性が強調されているくらい私とは切っても切り離せなさそうなのに、なぜこんなにコンプレックスなのか。それは、チャートルーラーがASCと真反対の位置にいて、しかも木星と90°だからです。
 ホロスコープを読む時に天体と天体が形成する角度から意味合いを判断します。その角度をアスペクトというのですが、180°(オポジション)は対立や緊張状態のアスペクトとされています。そして水星がいるのは射手座。哲学や文学向きでこちらも知性の星座ですが、射手座が狭く深くで「専門家型」という感じなのに対し、双子座は広く浅くで「情報収集型」。同じ知性でも全然違う性質なんですね。
 また、ASC(1ハウス)と反対のアングルをDSC(ディセンダント、7ハウス)と言いますが、ASCが自分自身を表すのに対し、DSCは他者を表すとされます。幼少期から学生時代にかけて「なんでそんなこと知ってるの?」ってくらいコアな知識を持っている人が近くにいたため、DSC付近に水星がなくても、他者と比較して「それほど深い知識がない」という自覚をそもそも持ちやすいのかなと解釈しています。
 知識を掘り下げたい欲求もありつつ(水星射手座)、ある程度使えればそれでいい飽き性な自分(ASC双子座)との葛藤から、どうしても知性にコンプレックスを抱きやすい、ということかなと最近気付きました。結構前からホロスコープ見てるのにASCと水星がオポジションだったの全然気付かなかったんですよね……。
 さらに、水星と木星が90°(スクエア、オポジションより作用が分かりやすい)のため、ただでさえ考え方が飛躍しやすいのに木星の拡大効果が裏目に出て考えがまとまらなかったりコミュニケーションに難が出やすいと読めます。これ本当にそうで新人の頃とかよく注意されました。今は気を付けてるのであまり言われませんが、気を抜くとすぐにこうなります。
 総合すると、知性やコミュニケーション面で葛藤が起きやすいため、それがコンプレックスになっている、ということなのかなと思います。

とはいえ乗り越えれば自分の力になる

 スクエアもオポジションも乗り越えるべき課題や試練で、自分を成長させるヒントでもあります。課題や試練を乗り越えるためにそれがどんなものであれ苦痛は避けられないことを考えると、講座の中にあった「『なりたい』になるために痛みを伴えるかどうか」というあきやさんの言葉と通じるものがあると今ハッとしました。振り返りでの目から鱗が多すぎる。
 フォロワさんから「自己評価高く!」と言われる点も課題だと思うので、自己評価高くていいんだよと言い聞かせつつ、その根拠を自分の中で作れるように少しずつ成長していくために何ができるか、を自問自答していくといいかもと思えた講座でした。次回も楽しみ!

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