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シックとカジュアルと

個性的なアイテムは苦手で、スタンダードなアイテムを崩して着るのが好きだ。

高校が私服校だったこともあり、EASTBOYで揃えたブレザーとネクタイとプリーツスカート(思えばこの時からブルベ冬らしい色を選んでいた)と踵の高いローファーで制服っぽくする日もあれば、森ガール的な日もあったり、イベント的にゴスロリを着る日もあった。校内イベントだった和装の日には浴衣も着た。部活や体育の授業で着ていたのはadidasのスマートな芋ジャー。試合のときは白い上衣に黒の馬乗袴。一時期はオタクあるあるでaxes femmeも着ていた。モードっぽいのは着ていなかったように思うけど、ポップなもの以外は、割となんでも着たような気がする。
社会人になって色々と卒業したものもあったが、基本的にはチャレンジングなものは選択してこなかったように思う。ただ、よくよく考えたら私の中にはずっとスタイルが存在した。フレンチシックだ。

10代に縁あってフランスに滞在したことがあったため、「そのままフランスに行っても馴染める格好」が思えばなんとなく頭の中にあった。エフォートレスで、シンプルでナチュラル、かつ上品。クローゼットや箪笥の中身をひっくり返しても、個性的なものはオタ活のための服(青学や立海大付属っぽいアイテム)くらいで、しかもそれもシック寄り。カジュアルな格好もするけど、やっぱりベーシックなアイテムをちょっとルーズに着崩すくらいかもしれない。
無意識でそれなら、もうそれが私のスタイルなんでは? というのがファッションに関する今のところの私の結論だ。そっか、私のベースはフレンチシックなのか。もしかしたら以前から私のことをご存知の方は「今更?」と思うかも。そうだね。(イギリスのファッションも好きで、ストールは個人輸入するくらいなんだけど……!)
必ず試着する、自分に合わないものは着ない、肌見せのバランスを考える、はフランス滞在歴の長い米澤よう子さんの本からかつて学んだこと。洋服から小物含めトータル3色まででまとめるといい、もだったかな。
原点回帰な気もするけど、今年はフレンチシックをベースにアイテムの取捨選択をしていこうと思う。

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