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【レビュー・作例】令和のコミュニケーション・カメラ LUMIX S9を2024年から使って思ったこと


はじめに

LUMIX S9は、2024年6月20日にパナソニックから発売されたミラーレス一眼カメラです。
コンパクトながら手ブレ補正や9,600万画素のハイレゾショットを搭載する点が特長となっています。

私は本カメラを2024年6月20日に購入しました。本記事では、その機能に触れつつ、外観や撮影した写真を紹介します。

以下、メーカーのリンクです。

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外観・使用感

以下に外観の写真を示します。

fpほどではありませんが、小型軽量です。

その重量は約486g (本体、バッテリー、SDメモリーカード含む)で、手ブレ補正バリアングル液晶などを備えていることを考えると重量に対するパフォーマンスは高いと言えるでしょう。

手ブレ補正はボディのみで5軸5.5段、レンズとの協調補正で5軸6.5段と、非常に強力です。歩きながら適当に撮ってもブレないほど。

これに加え秒間30コマ(AF追従)での撮影が可能です。高速、高精度な位相差AFが連写の間追従します。

上部には最低限のボタンやダイヤルが。それでも露出補正ボタンを残したのは、開発者の矜持でしょうか。

なお、S9に付いているのはコールドシューです。
発表時に一部から批判されましたが、電子シャッターのストロボ同調は実用的でない(SSが極端に遅くなる)ため、個人的にはホットシューでなくてよかったと思います。

電子シャッター関連については、以下の記事もよければご覧ください。

左側面から。
トップが段落ちになっているのでさほど厚みは感じません。

右側面から。
蓋を開けるとUSB Type-C端子があり、充電はここから行えます。

同社のS5Ⅱと同じバッテリーを採用しているため、バッテリーの持ちはとてもよいです。水族館で連写しても1日持ちました。

背面にはLUMIXらしい配置でボタン類が並びます。かつてGF7を使用していた頃を思い出しました。そして、その質感も……

わたしはこのぺちゃっとしたボタンにはどうしても馴染むことができませんでした。
逆に言えば、歴史的な円安と物価高騰の中で「なんとか価格を抑えよう」という気概を感じることができるはずです。

また、バリアングル液晶のため、ポジションに囚われることなく撮影できます。fpを長く使ってきた身からすると、とても便利に感じました。

そして、もう一つ気に入っていた機能があります。

手持ちハイレゾショットです。

この小型軽量なボディから最大9,600万画素の超高解像度画像が得られる。まさにブレイクスルーだと思いました。
ハイレゾショットで撮影した写真や機能については、以下の記事でレビューしています。よければご覧ください。

なお、他のレンズとS9を組み合わせた際の外観については、以下の記事で紹介しています。

撮影した写真

撮影した写真を以下に示します。
なお、レンズはすべてS 26mm F8を使用しました。画質の参考になれば幸いです。

強力な手ブレ補正により手持ち長秒露光、なんてことも可能。

リアルタイムLUTを当てて自分好みの色を作り出せるのも本カメラの魅力でしょう。

こちらの花火は、テーブルにS9のバリアングルを使って自立させ、ISO 800、SS 8秒でインターバル撮影しました。
お陰で、カメラを放置して花火を見ながら友達と談笑できたのは言うまでもありません。

もちろん食事にも。
ちょっとした旅行に持っていくと、なんとしっくり来ることか。

さっと取り出してさっと撮影し、さっと共有する。
SNS時代の新しい価値観を迎える、新しい時代のカメラ。

スマートフォンに20万円かけるのもよいですが、それはそれ、これはこれ。
S9はスマートフォンに写真を自動転送できるので、そのまま共有すればよく、まるでスマホカメラのように使えます。

その他、以下のレビューでもS9で撮影しています。よければご覧ください。

おわりに

本記事では、LUMIX S9を外観や実際に撮影した写真とともに紹介しました。

これまでにも何度か記載しましたが、
S9は令和のコミュニケーション・カメラだと思いました。

わたしは友達と遊ぶときや旅行などに、気がつけばこのカメラを持っていっていました。
また、夏に大学時代の恩師や後輩の方たちと久闊を叙したとき、記念撮影に大いに活躍してくれ、写真を送ると大変喜ばれました。

つまり、カメラ(S9)があることで生まれるコミュニケーションがあったということ
それは私にとって、とても尊いものでした。

なぜ写真を撮るのか?と問われれば、喜ばれるからと答える方も多いでしょう。

S9は、その原点を思い出させてくれるカメラでした。

(おしまい)


弊noteでは、他にも以下のような記事を公開しています。ご興味がありましたらご覧ください。


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