「ぬるい」
今日は模試の結果速報の日だった。
朝から渋々確認してみる。結果は過去最高だった。
ずっと目標にしていた偏差値60以上の壁を越えられたことは素直に嬉しかった。
けれど、現実はそう甘くは無くて第1志望から第3志望まで見事にD判定だった。
「なんで…」と思って調べた。
第1志望でA判定を取るには偏差値81が無いとダメらしい。第3志望でさえ偏差値73だった。
まだまだなんだな、目標まで程遠い現実をいつも以上に突き付けられたような気がした。
偏差値60の壁は確かに高い。
国公立大レベルに到達出来た私は、やっとスタート地点に立てたんだと思う。
もっと悔しいと思って貪欲になって思考しなければならない、更なる実力を付ける必要がある。
そういう意味でここで満足するのは「ぬるい」
数値だけ見てても思う、私が行きたい大学は本当に最難関だ。
「まだ自分には覚悟が足りない」と実感しつつ、今一番情熱がある。
昼休みに英語の勉強について教科担当でもあり担任でもある先生に相談した。
そして担任の一言は更に私の魂を熱くする。
「高二の冬に共テを解いて9割超えなければ、皆の前で国公立大は諦めなさいって言おうと思っている」
その言葉を聞いた瞬間、「え?」と呟いてしまった。
それでもマジの目でもう一度繰り返された。
「学校の勉強だけではもう足りてないから自分で共テ対策しなさい、残り10ヶ月あるから」
第1志望を諦めろ、ならまだ理解できなくも無い。
けれど国公立大諦めろ、まで言われると胸が締め付けられるくらいに緊張感が走る。
無意識に私の口から出た言葉は
「絶対に9割超えます。絶対に諦めれません」
だった。多分私もガチな目で言っていた。
「だったら今日から自分が何をすべきかよく考えて実践していきなさい」
そこまで言われたらもうやるしかない。
その後は早速共テ対策の参考書の下調べをした。
その上で放課後は書店で買い出し。
10ヶ月後も自分が持ち続ける参考書だ、真剣に吟味した。
そうして選んだのが「黒本」だ。
最良のパートナーと一緒に目指す道はただ一つ、
10ヶ月後の共テ英語で9割を超えること。
頑張れ自分。
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