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#詩

散文詩) 星月夜、幸も不幸も願わぬための。

散文詩) 星月夜、幸も不幸も願わぬための。

不思議なこととは、やはりあるものなのです。

10月10日のことです。

その名に星団の名を冠した友が

日付も大きく越した27時ごろ

少し白んだため息混じりの

けれども体温をもった言葉を

ぽとりぽとりと落としてくれた

まさにその日。

私も星空を見ていたのです。

その日は久しぶりに

多くの人々が集まって

出店やコンサート、花火なんかを

一緒に楽しめた日。

場所はといえば

そこ

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こちら全16名の中学生クラス。
seaとsheの発音を一緒に練習しています。
ボードに綴られたseaとshe。
私の指差しに従って、
みながseaかsheかを唱える。

こっちは?
sea!
これは?
she!
こっちは?これは?じゃあこれは?
sea! sea! she!

seaとsheの交響曲。
そのリズムと音色を司る指揮者、私。
舌と喉という楽器の使い手、子どもたち。

素朴なリズムと音と

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やがては消えゆく廃星ならば、いっそのこと仄かに発火し、消えろ。

やがては消えゆく廃星ならば、いっそのこと仄かに発火し、消えろ。

「もしも時間が道ならば、それは傾斜や、犬の足のごとく急な角や、
         でこぼこの起伏に満ちた、スパゲッティのごときもの」
               (Ciaran Carson ”Ambition” より私訳)

1. 僕のこの恥じらいと、破壊性と。書き手の意識がそうさせるのか、
それともnoteというフォーマットに文字が載るとたちまちそう見えるのか、
「note語」ってありません

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