螺旋の底

時を越えての好きも
字づらなら伝わるかも
響かせらせたならば

妄想のなかにとどめる
ことはできずのことばが
でも押しころして

夢ならば自由自在と思い込む
それが現実から飛びたたず

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他愛もない三十一文字三連首
破調に挑んでみました

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人との出会いは
場所も時間も
大きく
好きだという感情は
伝えるべきでも
伝わるべきでも
ないと
それは
字面だけなら
妄想だけなら
夢は自由自在
でも
唯のゆめ
現実は
飛び立つ羽も
勇気もない

螺旋の底に堕ち
そこから出られずに
いる

そこは都合よく
出来ている