うたや

瀉血

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最近の記事

僕のペン先は刺さらない

ちいさな下書きまとめ ・ぶんべつ 安易に分類分けして型に嵌めてこようとする人。勝手に押し込まないで欲しい。私はそれじゃない。 ・友人は原作過激派 原作を知ってる程映像化した時に自身で補完してしまっていた所との差が出てしまって違う…ってなってしまう。 ・幽霊になれない僕は 浅く苦しい夢ばかりみては目が醒める。 ・ごめんね 嫌われたくなかった 大切に出来なかった何も返せなかった 諦めてしまったことどうか赦さないで。 ・地面は冷たい 羨望ばかり募らせて何も出来なくて、 駄

    • きっと何色でも良かった

      姪が来年には小学生になるという。時が経つのが年々早くなっている。 姪は黒色のランドセルが欲しいらしい。 私が小学校に入学する時、ランドセルの色の選択肢はほぼ一択だった。他の色もあったのだが同学年でそれを選んだのは私ともう一人だけだった。 学年が上がるにつれて下級生の背負っているランドセルも色が増えていった。今では沢山の色から選べる筈だ。 姪は紫やピンクが好きなのだと聞いた。それなのに何故黒が良いと言ったのだろう? もう小学校入学前なんて記憶がない。何故違う色を懇願して買っ

      • 吐き出す

        ・自販機ではない ほんとうに自分は享受するだけの消費者だよなあと思う。中身を見ようとせず詳しく知ろうと調べもせず生み出されたものだけ自分の為に消費している。 ・反復 近づくな欲をだすな溺れるなのまれるな 自分という人間が出れば出るほど離れていってしまうと知っている遠くにいる方が良いと分かっている。 ・コンプレックス SNS上で性別訊かれるのめんどいんどƪ(˘⌣˘)ʃ ・後悔 積み重ね続けている作画崩壊大後悔。

        • 眩しい

          「僕だって好きなのに。」 そんな事いったって あの人の方が理解があるし あの子の方が愛も深いし 表現も広いし 僕は遠く及ばないし そんな事わかっているし なにもかもたりていない

        僕のペン先は刺さらない

          回想

          反芻が襲い掛かる 消えたい日を見送る 自ら首を絞め息苦しさに喘いでいる 立ち上がれず地面を舐めている 滲んだ視界の境界にいる あなたの瞳にどう映っているだろうか 回想しないで 送り返して あなたの中から追い出して ぐるぐる巡っている思考と 進み続ける秒針が僕に突き刺さる 見送った過去に縋っている 浸かっている夜は霧散していく 僕を回送して

          あけましておめでとうございます あなたにとって素敵な一年になりますように

          あけましておめでとうございます あなたにとって素敵な一年になりますように

          鈴生り

          柿が鈴生りに実をつけている。あかく熟れたそれをカラスが啄んでいる。 「こんにちはー!」 元気な挨拶をしながら小学生たちが通り過ぎていく。冷たい風に負けない速さだ。 自身にもこんな頃があっただろうかと後ろ姿を見送った。 いつもの通り道にその木はある。持ち主も放っているのだろう。日に日に土に落ちている実が増えている。 青くなっているだろう唇を舐める。乾燥に良くない事だと理解はしている。 学生とすれ違わなくなった。冬休みだ。年末がやってきたのだ。 冷え切った指先でスマートフォンを

          屑籠には下書きがいっぱい

          なんてことない下書きを消化したい ・メリーゴーランドとジェットコースター 散らかった頭の中。 ・落 常に動いていなければならなかった。 ・ふく 見てるだけで楽しい。着たいものを着よう。 ・11/3 あのメロディが聞こえると血が抜けていくような感覚がする。だんだんと順番が近づいてるのが分かる。恐怖。 ・毛まみれにぼし 今でも子猫だと思っているらしい。 ・石油王になったら犬を飼いたい 僅差で犬派。毎日遊びまわりたい。 ・同音異義語ダブルミーニングすき侍 ・回想 消

          屑籠には下書きがいっぱい

          夜の天井

          天井を眺める。 死んだらどうなるんだろうと眠れなくなった幼い頃を思い出す。 「ずっと早死にしたいと思っていたけれど、こわくて自死は選ばなかった。」 ひどく共感した友人の言葉だ。 将来のビジョンなどなく、その時楽しく過ごせれば良かった。 今や守るべき存在が出来て死ねないなあと続いたその言葉に、私は何と答えたか思い出せない。 大好きな友人には大切な人達と出来るだけ幸の多い日々を過ごしていて欲しい。 この想いが叶うようにと願いながら、眩しくも苦しい羨望を抱いている。

          夜の天井

          そんな夜と朝を繰り返している

          短い夢もみれず目が覚める。 上手く息が吸えず空気ばかりを飲み込む。 瞳が乾く、暑くないのに汗が伝う。 眠れない。ふわふわの毛布が欲しい。 目が覚めても身体が布団に張り付いている。 掠れた音が空気を揺らす。 文字が滑っていく。雫が落ちる。 太陽が眩しい。

          そんな夜と朝を繰り返している

          フィルター

          ある事に気付いて絶望した。 素敵な作品に出会うと私は子供のようにこれ好きー!と薦めてしまうし好きな作品も訊ねてしまう。 この作品を知ってほしい! この人はどう受け取るんだろうか? 感想を共有したいなどというエゴが根源にあったのだ。 自身で作品に触れるという機会を奪い思考を欲しがる。 私という人間が作品鑑賞の邪魔をしていない事を願う。

          フィルター

          せいべつ

          ある朝、帰り道だった。 すれ違った若者達の一人の言葉が聞こえた。 「今の、男?女?」 連れの回答は音だけが聞こえ、何と言ったのかは分からなかった。 (私は性別的な骨格をしている自覚があり、異性に見間違えられた事はない。) いつからだろう性別を理由に言動を制限されたり、指定される事に苦手意識を持つようになったのは……。 性別性を求められる事も苦手だ。 しかし自身の性別は理解しており、異性になりたいわけではない。 それでも性別というのは強い。 とても強い。 見ただけで、声を聞い

          せいべつ

          つみあげたせい

          選んだものの積み重ねが今の状態である 全て自分の選択によってここに立っている 足元は不安定で立っているのがやっと 何も出来ない 何も出来なかった。

          つみあげたせい

          小休憩

          取るに足らない小さなもの まとめ ・「なんもないよ」 基本的にいつも長袖を着ている。この暑い日でも長袖で出掛ける。たまに袖の下を気にする人がいる。 ・多数派 否定も肯定もしない方法でマジョリティに紛れ込もうとしている。 ・好き嫌い 食べ物≒人間。 ・タイポグリセミア 妹「フインキイメケン(笑)」 ・旗 好きな作品に出会うと子供のように「これ好きー!!」と掲げて薦めてしまう。 ・苺は後で 推し作家の作品、つい後回しにしてしまう。読み終わりたくない。 ・波打際 くら

          満ちていなくたって月は美しいし、星が見えなくたって夜空は綺麗だ。

          満ちていなくたって月は美しいし、星が見えなくたって夜空は綺麗だ。

          過ぎ去った春に

          作り物みたいな花が咲く木々を見かけた。私はその名前を知らなかった。 季節や特徴から名前を知った。幾度もその季節を迎えていたにも関わらず、全く認識していなかった。 植物への関心が薄いからだろうか? あの特徴的で目を引く花でさえ目に留まる事がなかったのだろうか? 自身の事で精一杯になると葉の色付きにすら気付けない事を、私は身をもって知っている。 そんなあの日を思い出した。

          過ぎ去った春に