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夜の天井

天井を眺める。
死んだらどうなるんだろうと眠れなくなった幼い頃を思い出す。

「ずっと早死にしたいと思っていたけれど、こわくて自死は選ばなかった。」
ひどく共感した友人の言葉だ。
将来のビジョンなどなく、その時楽しく過ごせれば良かった。
今や守るべき存在が出来て死ねないなあと続いたその言葉に、私は何と答えたか思い出せない。

大好きな友人には大切な人達と出来るだけ幸の多い日々を過ごしていて欲しい。
この想いが叶うようにと願いながら、眩しくも苦しい羨望を抱いている。



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