見出し画像

「愛」ってなんだろう?

こんばんは!アラタです!
昨日は久しぶりのカフェDAYだったので美味しいカフェラテを飲みながら仕事をしていました。

今日は「愛」をテーマに書きます。
内容が壮大なだけにピンと思いつかなくて苦戦しましたが、あるドラマで「愛」について語っていたのを思い出したのでそれについて書いていこうと思います。

そのドラマが2011年の冬に放送していた『大切なことはすべて君が教えてくれた』という作品。

簡単にどんな話か、簡単にまとめてみました。

ある高校に勤めている、上村夏実と柏木修二は婚約していて誰からも祝福される教員同士のカップル。
しかし、始業式の前日に教え子である、ひかりとの一夜の過ちを犯してしまう柏木。
そのことから始まっていく嫉妬・自己嫌悪・家族・混乱・・・。
そのなかで、夏実と修二はお互いの関係について考えていくことになるラブストーリー

「愛」の重さ

この作品の中では二つの事柄について問いが描かれています。
その一つ目が「愛の重さ」

修二と夏実はお互いの愛が同じ量だと思って過ごしてきたけれど、教え子のひかりが修二に接近したことで二人の愛の量が変わってしまったのです。

愛の重さが強くなったり、弱くなったりする経験は一度はあるのではないでしょうか。

「僕の方がこんなにも好きなのにパートナーは全然そんなそぶりを見せない」

「パートナーは好きでいてくれるけど、私は自信がない」

愛の量が傾いてしまったら、嫉妬にも自己嫌悪にもなってしまうのではないか。

生徒と寝たことを正直に学校に言おうとする修二に、夏実はこんな言葉をぶつけます。

「修二、あたしのために、ずるい男になってよ!」

『大切なことはすべて君が教えてくれた』第4話より

正直すぎる修二に、嘘でもいいからこのまま愛を貫き通して欲しい。
それなのに、修二はそう思ってくれない。夏実の愛の重さが大きくなってきていることがわかるセリフでもあります。それがひかりへの嫉妬心にもなっていってしまっている。

ひかりが現れる前は「誰よりも修二のことを好きでいる」ことに自信があったのに・・・。

愛の重さが少しでも変わってしまうことで人を変えてしまうのだなと、当時は見ていてすごく感じていました。


愛がある人生

二つ目が「愛がある人生」とはどんな人生なのかということです。

修二と夏実は、一度別れる選択をし、半年ほど距離をおくことになりました。
そのなかで、どうしても夏実は修二を忘れられない。

“たくさん傷つけられたはずなのに、それでも嫌いになれない。“

僕は、そんな夏実が“強い“なと感じましたが、夏実は強くはない。
それどころか、弱いのに、どこかに強さが見える。

その答えとなるものがまさに、最後のセリフに込められていました。

「愛がある人生は傷だらけだ。でも、だから、満たされる一瞬が嬉しい。
きみのために苦しむ、あなたのために泣く。
しあわせって、そういうことだ。
それを教えてくれたのはあなたです」

「大切なことはすべて君が教えてくれた」最終話より

傷だらけになるのは愛があるから、その言葉がなぜか腑に落ちた気がした。

これまでの中で、僕は傷つくことも、失敗も経験してきました。

でも、もしそれがなかったら愛は芽生えるのだろうか。

そう考えると、僕は「愛は芽生えない」と答える。

なぜなら、失敗や傷つくことを経験しないままでいたら、思いやりも優しさも持たない冷徹な人間になってしまい、「愛」を知らずに生きていくと思ったから。

そう考えると、一つの“怖さ“にも思えました。

傷つくから、人は愛を知り、優しくなれる。
そう考えたら愛がある人生は傷だらけでもいいと心からそう思えました。


一人で作るもの?


では、愛は一人で作るものなのだろうか。

修二も夏実も愛を求めるからこそ、一人で勝手に熱くなって落ち込んでいって、見失いそうになっていました。
このドラマでは夏実と修二が中心となっていますが、他の登場人物たちもそれぞれが「愛」を探しています。

この模様を眺めていると、「愛」は一人では作るものではなく、そばにいる人や周りがいてこそ作れるものなのではないかと考え始めました。

一人で作った「愛」は壊れやすいもので、少しつついたくらいでヒビが入ってしまう。そう思って大切にしようと考えて誰かと繋がることでだんだん強くなる。


それがすごく素敵なもののように思えてきました。大切なものを一人では見落としそうになるけれど、誰かとつながった「愛」ならば、見つけられる。

綺麗事かもしれないけれど、僕はそれを信じてみたい。

そう強く感じさせられるような作品でした。

難しいテーマで頭がゴチャゴチャになってしまいそうですがなんとか、「愛」をテーマに書いてみました。

では、また明日!

*連載小説『キミの世界線にうつりこむ君』


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?