見出し画像

インプロラボ 〜即興演劇の研究所〜

インプロラボとは

インプロバイザー・忍翔が、インプロのパフォーマンスについて研究したいことを実験的に試す場所です。個々人のパフォーマンスの向上というよりは、ワークやエクササイズ、シーンのやり方の探求に重きが置かれます。

11月編①「シーン冒頭研究」

日本のインプロは、シーン冒頭が弱くなりがちです。
例えば、コーヒーを飲みながら「良いカフェ見つけたね」とか、公園でベンチに座りながら「良い天気だね」とか…、そこまで惹きつけられない始まり方をしてしまうことが多いです。
インプロでは、始め方が唯一コントロール出来ることです。僕はもっと印象的な始め方をしてもいいんじゃないかと思います。ちなみに僕が海外で見た最も印象的な最初のセリフは「さっきのピアノ演奏、素敵でした」です。この台詞一つで、関係性や状況やドラマが豊かに想像出来ますよね。
このワークショップでは、ストーリーテラーとして、お客さんの想像を掻き立てる冒頭を作るチャレンジをします。

11月編②「パルプフィクション研究」

パルプフィクション」とは、クエンティン・タランティーノ監督の名作映画で、それまでの映画常識を覆した作品です。
時間軸とシーンの順番がバラバラだったり、主軸と関係ないシーンが挿入されたりと、ストーリーをロジカルに並べるのではなく、面白いモーメントを次々に並べ、おもちゃ箱をひっくり返したような作品になっています。
インプロで長編作品を作ると、どうしても話がロジカルになってしまい(これが起きたからこうなる、みたいな)先の展開が読めてしまって可能性が狭まることが多いです。しかしこの方式は、ロジック(因果関係)の順序で描く必要がないので、多種多様なシーンを描きやすく、キャラクターとしての多面性を描きやすいと思うのです。
また、タランティーノの作風はとてもアクティブ(というかちょいバイオレンス)なので、先述したような弱くなりがちな日本人の表現に風穴を開けてくれることも期待出来ます。
このワークショップでは、パルプフィクションの形式と、タランティーノの作風を生かし、印象的なシーンを作っていくチャレンジをします。

日程

2022年11月12日(土)
10:00-12:30 ①シーン冒頭研究
14:00-16:30 ②パルプフィクション研究

場所

豊島区周辺施設

参加費

【早割 10月8日(土)まで】
①か②のみ:2500円
①と②両方:4500円
【一般 10月9日(日)以降】
①か②のみ:3000円
①と②両方:5500円

定員

各12名

対象

インプロ経験者向け
※内容は経験者向けですが、未経験でも興味があれば参加出来ます。ただし、インプロの基礎や思想のシェアは省かせていただきます。もし不安であればこちらの動画を視聴してからご参加ください。

キャンセルポリシー

11月10日(木)までにご連絡頂ければ、キャンセル料はかかりません。
それ以降は、参加費の全額がキャンセル料としてかかりますのでご了承ください。

参加申し込み

ハラスメント防止対策ポリシー

ワークショップが安全で健全に進行されるよう、以下のことを大切に進行します。
・全ての参加者が、心理的安全性を感じられるような場作りをします。
・参加者全員に対して、敬意と尊敬を持ち、対等な立場でコミュニケーショを取ります。
・指導の上で身体的な接触が必要な場合は、当人の了承を取り、社会通念上適切な箇所にのみ行います。
・エクササイズについて、常にフィードバックや感想を聞くなど、全体での意見交換の場を作り、どの参加者も発言の機会が得られるようにします。
・参加者の中に、ヘイトスピーチや暴力等の不適切な言動や行動をする方が出た場合には、すぐさまその方の参加を断り、退室をお願いします。
・全てのエクササイズは、参加者個人の性別・ジェンダー・年齢・体力等に配慮して進行します。
・参加者の方から、進行に関してご意見や苦情をいただいた場合には速やかに対応をとります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?