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恐れのない身体から出る、演者自身の魅力

昨日、清水宏さんとKetchさん(元が〜まるちょぱ)のソロパフォーマンスを観に行ってきました。

ここ最近観た小劇場パフォーマンスの中で最も心を掴まれたのですが、その理由は「舞台上を恐れていないから」だと思いました。。

舞台や人前を恐れていない、だから身体がお客さんに対して開かれているのです。「舞台は友達、怖くないよ!」というメッセージが2人の在り方から伝わってくるようでした。だからお客さんも自然と演者を受け入れるのです。
自分自身がありのままで舞台に立つことを許しているからこそ、パフォーマンスの中にその人自身の魅力が溢れてくるんだなあ、と教えてくれたショーでした。
※まだ今日もやっているらしいので、お時間ある人は是非足を運んでみてください。

そして僕はそれを見て安心しました。自分が歩んできた道は間違っていないんだなあと思いました。
僕はこれまで400ステージ以上の台本のない舞台に立ってきました。
最初はとても怖かったのですが、今では全くと言っていいほど怖くないです。どんなことが起きても大丈夫だろうと思えますし、お客さんは何もしなくても僕のことを見てくれるだろうという自信もあります。
そして少しずつ良いパフォーマンスが出来るようになってきている自負もあります。前回より今回の方が身体は自由に動くし、いろんなことを発見できる。だから僕の俳優教育哲学の中に「恐れを取り除く」ことがまず最初に来るのだと思います。

そんな僕が、来月久々にドキドキすることをやります。

1つは11月16日の「Shall We Impro?」

お客さんと2人で作る即興芝居公演です。
その日、インプロとも僕とも初めましてのお客さんに声をかけ、舞台に上がってもらい(もちろん了承取ります)、一緒に即興芝居を作ります。
これは第2弾なのですが、前回は45分くらいの冒険ものを2人で作りました。

もう1つは11月23日の「Silent Impro」

言葉を使わないで作る即興一人芝居です。
何もない空間からスタートし、照明と音響を唯一(二?)のパートナーとして、自分の身体と声だけで物語を作っていきます。
これは初の試みです。

どちらもかなりリスキーなチャレンジですが、僕に恐れはなく、むしろとてもワクワクしています。
先日の2人のパフォーマンスを観て、少しハードル上がってる部分ありますが、それでもお客さんと一緒に楽しい時間を作り上げることへの期待の方が勝ります。
もしかしたら観にくるお客さんの方がドキドキしてるかもしれませんが、そのままでいてください。
是非一緒にドキドキしましょう♪

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