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料理で世界一周・タイ編

料理で世界を一周する。企画の全体は以下の記事から。

ベトナム編の生春巻きに失敗してしまったのでへこんでいたけど、ほっとくとパクチーが傷んでしまうので気を取り直してタイ料理を作ることにした。ガパオライスとトムヤムクンにしよう。

ガパオライス

ガパオとはバジルのこと。バジルの原産地は熱帯アジアというのを知ると、蒸し暑い日に昼ごはんとしてさわやかなガパオライスをかっこんでいる人たちの姿が想像される。現地では呼び方も味も結構違うというのは気にしない。

にんにくと豆板醤を炒める。香りが立ってきたら玉ねぎとひき肉とパプリカを順次入れてさらに炒める。

ナンプラーなどで味付けして、バジルを入れて軽く混ぜたら出来上がり。米と一緒に皿に盛って、目玉焼きを乗せる。フライパンひとつと皿一枚で完成するので手軽だと思った。

トムヤムクン

トムヤムクンのもとが業務サイズのものしかなかったので、妥協してインスタントのトムヤムクンを流用することにした。

まず、トムヤムクンの粉を溶かしたスープでタラを湯がく。タイのパンガシウスというナマズの生態について最近おしえてもらったので本当はパンガシウスを使いたかったが、味がついてないやつがなかったのでこれも妥協する。

タラがいい感じになったら火を止めて、付属の米麺を入れる。薬味として細ネギとパクチーを乗せ、余熱で火を通す。

見た目もきれいでいいですね

今日は見事に成功した。前回からの不安要素だったパクチーとナンプラーは、少し加熱したことによってすごく食べやすくなった。
また、アボカドにレモン汁とナンプラーを和えたのがめちゃくちゃうまかった。調味料も使い方次第だという当然の事実を再確認した。

各地域の料理の特徴は、香りに強く表れる。たとえば中華料理は高温の油を使ったメイラード反応と油の酸化で生じる匂いで、和食は干物で取っただしの匂いだ。二品作っただけで言うのもアレだけど、タイ料理はフレッシュな植物の香りが特徴だと思う。火を通し切らないことで植物の揮発性物質が保たれて、口に運ぶ時のさわやかな感じにつながっている。

雪がたくさん降った寒い日なのに、食後は汗ばんで涼しかった。

おまけ

おいしかったので次の日も似たような料理を作ってしまった。

卵とニラのナンプラー炒め、ナス入りトムヤムクン、白米

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参考にしたレシピ
https://oceans-nadia.com/user/20469/recipe/118654


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