古典への想い

俳句を始めて半年経って定着してきた。
日本文化、日本文学、古典の面白さを改めて感じる。
それとともに、あんなに素晴らしい高校の古典の先生の授業だったのだから、もう少し準備して一生懸命聞けばよかったと思わなくはない。
基礎的なことを高校の時に固めておけば、国語への苦手意識を感じることもなかったかもしれない。
だがこうも思う。高三の七月までだいぶ本気で部活をやっていて、周囲と比べても数割勉強とか進路とかに考えを巡らす割合を割けなかった時点で、自分を受け入れてくれた大学のレベルを考えたら本当にラッキーだったと。
よく考えたらセンター試験の古典や漢文で、詩が出てきた段階で詰んでいるようなレベルだった。
それを考えたら自分が詩にはまっているだなんて冗談みたいだと思うし、すぐに良い句や歌が出来なくて当たり前だ。
結果は出なかったけど部活にかけた「青春」は楽しかったし、スタート地点が後ろからだったとしても文学に懸けた思いも全く色褪せてない。
逆に受験で勉強したことが全て生かせているとも限らない。
難関大学を卒業していても今はまったくセンター国語が解けない人はいっぱいいる。
自分がこうして言葉や詩の美しさに気付けたことに感謝だ。
それだけでいい。

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