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民芸品三昧の国ラトビア

ハンドメイド作家のPlava Stabloこと、青木弘之です。

2016年6月にバルト三国を旅行した際、最初の訪問国エストニアの首都タリンからバスに乗って、次の訪問国ラトビアの首都リガに向かいました。

※エストニアの訪問については、以下の記事にまとめてあります。

ラトビア滞在時は6月の頭で、ちょうど年一回、6月の第一週の土日に行われている「森の民芸市」の期間中だったので、これ幸いと、ハンドメイド作品好きの私は、バスに乗って、リガ郊外にある会場の「ラトビア野外民俗博物館」に行きました。

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例年大変混むということで、早めに会場に行ったのですが、いろいろお店を覗いているうち、結局終わりの時間まで滞在することになりました。

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気になる民芸品を物色しているうち、まだまだ旅行は続くのに、結構な買い物をしてしまいました…

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会場の野外民族博物館内にある、ラトビアの古い建物も見学することができました。

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リガの街自体も、旧市街を中心に歩いてみました。ちょうど日の長い季節で、夜遅くまでぶらぶらしていました。建物も雰囲気があって、街歩きも十分楽しめました。

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リガから列車に乗って、ツェースィスという街に日帰りで行ってきました。ツェースィス城跡内には、いろんな工房が入っていて、ワークショップも受けることができます。最初は金物細工をやってみようと思ったのですが、職人さんがちょうどお休みでした。

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案内してくださった方が、動物の骨をつかったアクセサリー作りをされているということで、こちらのワークショップに参加させてもらうことになりました。大まかに切ってある骨をひたすら磨き、ラトビア伝統の文様を彫って色付けしたら完成です。

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ワークショップ終了後、代金を聞いていなかったなあ…と代金を聞いてみたら、何と、特に費用はかからない、とのことでした。数時間付きっ切りで対応してもらって、お礼をしないのもなんだかなあ…と心ばかりのチップをお渡ししました。ただ、全てのワークショップについて、費用が掛からないかどうかは分からないので、もし体験してみたい方は、要確認です。

ラトビアの布探しですが、もちろん、まずは「森の民芸市」に出店されているものをチェックしてみました。

ラトビアらしい模様の織物は、多くのお店で扱っているのですが、正直なところ、似たような絵柄のものが多く、お店によって特段の違いはないように見受けられました。ただネックは、織物自体が厚手で、豆本に加工しにくいものが多いことと、テーブルクロスやランチョンマットに加工されていて、素材として、生地だけを売っているお店が見当たらなかったことです。

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民芸品市なので、素材を置いていないのは仕方ないのかもしれませんが、出来ればきちんと加工されたものを切り刻むことはしたくない…リガの街中で探してみるか、ともしもの保険のため、織物のランチョンマットを数点購入するにとどめました。

さて、リガの街中で布探しをしてみたのですが、なかなか生地屋さんが見つからず、それではと、ラトビアの工芸品を売るショップを訪ねてみることにしました。

果たして、様々なラトビアの工芸品の他に、生地を並べてある一角があって、お店の方にこの生地はラトビア製ですか、と尋ねたところ、そうですとのこと。

ストライプ柄で、模様の感じは全くラトビアのイメージではないのですが、お店では、この生地を使ったブックカバーも売られていたりしていたので、豆本の表紙にも使えるだろう、と、ラトビアの物価の割にはかなり高価でしたが、購入することにしました。

「旅から生まれた豆本」ラトビア編は、このリガの工芸品ショップで購入したラトビア製の生地を表紙に使用しています。少し厚手ですが、その分手触りはしっくりくる布です。

ラトビアは、エストニアに比べると物価が安く、レストランでも比較的手ごろな値段で食事を楽しむことができます。

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それに、何といっても織物、編み物、木工など、各種民芸品の宝庫ですから、ハンドメイド好きの方には一度訪れてみて後悔しない国だと思います。本屋さんには、ラトビア国内で出版された伝統的な編み物の作品集など多く並んでいますし、かなり楽しめますよ。



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